諸君に期待する−
平成11 年度卒業式

桜のほころびかけた3 月27 日(月),平 成11 年度卒業式が,創立五十周年記念講 堂で挙行されました。
式に先立ち九州大学フィルハーモニー・ オーケストラ(指揮:九州交響楽団の吉 浦勝喜氏)によるメンデルスゾーン「静か な海と楽しい航海」が演奏され,満員の 会場は華やかながらも厳かな雰囲気に包 まれました。
学位記が各学部卒業者(2,333 名)の代表及び大学院修士課程修了者(1,441 名) の代表に授与され,続いて登壇した杉岡 総長は「良識が廃れ,拝金主義,利己主 義が尊ばれる世相は正に亡国の兆しを感 じさせるが,賢明で行動力を持った諸君 に未来はかかっており,21 世紀を担う諸 君に期待する」と告辞を述べました。
このあと学士総代の金子林太郎さん(か ねこ りんたろう 経済学部)が「大きな 困難に遭遇したとき、,九州大学で身に つけた知識と,友と過ごして得た貴重な 経験との結びつきが,その困難に対峙し 打ち克つ助けとなることを信じています」 と, また修士総代の加野敬子さん(かの けいこ 工学研究科)が「忘れてならな いのは,次の時代を担うのは私たちだと いうことであり,変えるべきは積極的に 変えていき,様々な問題への対応策を講 じるのは私たちだということです」と, それぞれ答辞を朗読しました。


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