九州大学は来年度を皮切りに，イギリスの二つ
の一流総合大学，ブリストル大学とバーミンガム大
学への学生派遣を目指している。
Bristol<ブリストル市>
ブリストル市は，日本で言えば博多のような所である。いわ ゆる，西南イギリスの地方都市で，古い歴史を持つ港町で，従 来西の大陸(アメリカ)との交通拠点としても知られた。現在 人口は４０ 万人で，イギリスで１０ 番目。ロンドンまで１ 時間 半，UNESCO 世界文化遺産都市バースまで２０ 分。
ブリストル大学の学生数は１ 万２ 千人。イギリスで入学競 争率（１３ 倍）の最も高い大学である。美しい蜂蜜色のコッツ ウォールド石で建てられた大学の建物や宿舎は町の中に位置 しながらも，芝生の広がる豊かな自然に囲まれている。数年前 から増えつつある日本人留学生の間でもブリストル生活は人 気があるらしい。
Birmingham<バーミンガム市>
百万の人口を持つバーミンガム市はイギリス第２ の都市。 シェークスピアの出生地ストラトフォードや有名な中世の城 も近くにある。産業革命の発生地としても有名な中部地方に あり，この街を縦横に走る運河の総合距離はベネチアを上回る。 最近ロンドンに続いてイギリスでG8 サミットを主催する２ 番目の都市ともなった。
バーミンガム大学は中心街から２０ 分程の広いキャンパス を持つ大学である。近くには湖や広々とした芝生に囲まれた 学生宿舎が点在している。ブリストルと同様，宿舎生活も快適 である。当大学には２ 万人の学生が在学しているが，そのうち ３ 千人（主にヨーロッパより）は留学生である。
前のページ ページTOPへ 次のページ
インデックスへ