1.若田さん再び宇宙で活躍

九州大学の大学院工学研究科OB である若田光一さんら7 人の乗ったスペースシャトル「ディスカバリー」は,日本時間の10月12 日(木)フロリダのケネディ宇宙センターから打ち上げられ,同10 月25 日(水)ロサンゼルス郊外のエドワーズ空軍基地に無事帰還しました。
2 度目となった今回の飛行で,若田さんはミッション・スペシャリストとして宇宙ステーション組立に中心的な役割を果たし,正確なロボットアーム操作で高い評価を得たと,新聞やテレビで大きく報じられました。


2.JICAコース閉講式
柴田副学長から修了証書を授与される

8 月10 日(木),本年4 月24 日から実施されていた国際協力事業団(JICA )第13 回歯学研修コースの閉講式が,病院地区キャンパスの同窓会館で行われました。式では九州大学事務局及び国際協力事業団など関係者多数の出席のもとに,11 カ国11 名の研修員に対し,柴田洋三郎副学長並びにJICA 九州国際センター所長から修了証が授与されました。

研修員を代表して挨拶するDr.Khalid A.A.Omar (サウディ・アラビア)とDr.Virginia Moreira Feijoo (ウルグァイ)

3.捲土重来を期す
北大,東北大,東大,名大,京大,阪大そして九大が参加して毎年行われる「国立七大学総合体育大会」。京大が主幹校となって開催された本年度の第39 回大会で,九州大学は総合第7 位に終わりました。九大主幹で開催された2 年前には,総合優勝の美酒に酔いましたが。8 月30 日(水)に行われた報告会で,学友会会長として挨拶に立った杉岡洋一総長からは「学生諸君は九大の顔である。ちょっと元気がないように感じられるのが心配だ。特に,恒例のパレードへの参加者が少なかったのは残念。来年に期待したい。」と辛口の檄が飛びました。総合では7 位でしたが,堂々1 位となった硬式野球,ヨット,弓道(女子),バトミントン(男子・女子)の各部には総長から表彰状が授与され,柴田副学長の発声で「捲土重来を期して」乾杯しました。

表彰を受けた各部代表と杉岡総長(中央),柴田副学長(左から3 人目),野球部顧問の山崎教授(左端)

4.薬学部創立50 周年
記念講演を行う井村科学技術会議議員(前京都大学総長)
9 月9 日(土),薬学部は学部創立50 周年記念式典・講演会を,今年の4 月に開設したばかりの九州大学コラボ・ステーション(生命科学分野の総合研究施設)で行いました。式典では,姫野勝学部長の式辞,矢田俊文副学長の挨拶に続き,文部大臣祝辞を布村幸彦文部省医学教育課長が代読。さらに,岩佐昭二九大薬友会長が祝辞を述べた後,田口胤三名誉教授が創立当時をふりかえる講演を行いました。引き続き,井村裕夫科学技術会議議員(前京都大学総長)が「21 世紀の生命科学と薬学への期待」と題して記念講演を行い,時代を見据えた講演内容に,出席者は熱心に聴講していました。その後,市内のホテルに会場を移して記念祝賀会が行われ,学内関係者,同窓会会員など330 名余りが出席。盛大に50周年を祝いました。

鏡開きして祝う関係者

5.「九大広報」が優秀広報紙に
本誌「九大広報」第10 号(2000 年1 月号)が,平成12 年度国立大学等優秀広報紙の優秀賞(企画部門)を受賞しました。これは,特集記事の座談会が「様々な点で示唆に富むもの」であったと同時に,他の記事も「大学広報誌にふさわしい」内容と評価されたことによるものです。9 月21日(木)に文部省で行われた表彰式には,渡辺弥(わたる)事務局長が出席し,近藤信司官房長から表彰状を授与されました。「九大広報」の優秀賞受賞は,創刊号(1998 年7 月号)のレイアウト(デザイン)部門受賞以来2 度目。第14 回となる今回は大学短大88 校が応募し,各賞の受賞大学は次のとおりでした。

授賞式にて  近藤官房長(右)と渡辺九州大学事務局長
【最優秀賞】
東京大学 「淡青」創刊号
【優秀賞】
■企画部門
九州大学 「九大広報」第10 号
■レイアウト(デザイン)部門
大阪大学 「阪大ニューズレター」第6 号
■文章(用語・用字)部門
千葉大学 「千葉大学広報」第110 号
■写真部門
鹿屋体育大学「KANOYA 2000 GUIDE BOOK 」

6.課長さんホームページ作りに挑戦

情報処理課職員による実習
九州大学は9 月19 日(火)・20 日(水)の両日,「北部九州地区国立学校事務情報化担当課長研修会」を実施しました。この研修は,IT 革命が進展するなか,事務情報化の高度化への対応とその理解を高めるとともに学校間の連携を深めることを目的に開催された,全国的にも例を見ない事務情報化担当課長の勉強会です。研修会初日は,文部省大臣官房政策課の吉良知哲専門員による「事務情報化の現状と課題」と題する具体的な事例を交えた講演の後,企業の第一線で活躍中の外部講師による企業におけるIT 戦略の現状についての話を聴講。情報の最前線の一端に触れることができました。2 日目は,パソコンの有効活用を主眼としたパソコンソフトの操作技法を中心とした実習があり,全員真剣な面持ちで取り組みました。最後は,実習の最終目的である各自の自己紹介ホームページの作成に挑戦し,悪戦苦闘の末オリジナリティー溢れるものができ上がり,参加した課長さんたちは喜色満面の様子でした。

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