12月11日(月),ロシアのクルチャトフ研究所核融合研究所長のヴァレンティンP .スミルノフ氏が,同研究所と本学応用力学研究所との学術交流協定調印のため,筑紫キャンパスを訪問しました。

 同研究所では,応用力学研究所の核融合研究の業績のうち,特に超伝導実験装置TRIAM−1M の2時間を越えるトカマク放電など,その独創的な研究成果に大変関心が高く,スミルノフ所長は調印に際し高橋清応用力学研究所長に「今回の学術交流協定締結により両研究所における核融合研究が一層進展すると期待される。」と歓迎の意を表しました。

 九大病院(医学部附属病院)では、10月23日(月),24日(火)の2日間,韓国の慶尚大学校病院から,除団長ほか教諭員10名の訪問を受けました。両病院は,研究・医療の協力及び学術交流を図るため協定を締結し,毎年相互に教職員が訪問しており,今回の研修団が13次の訪問となりました。病院長表敬訪問の後,歓迎会が行われ職員同士の交流を深めるとともに,翌日には中央診療施設,病棟等の視察並びに関係者との質疑応答が熱心に行われました。

 11月28日(火),医学部附属病院は,「安全な医療と患者の権利」と題する講演会を催しました。

 講師には,医療過誤について二十数年取り組んでおられる弁護士の池永満氏(福岡県弁護士会所属)を迎え,医療事故における病院の責任と医療従事者の責任,インフォームド・コンセントや事故後の対応の重要性,日米の違いや今後の動向など約1時間半にわたり具体的な説明が行われました。

 医療事故問題に対する関心は高く,会場となった臨床大講堂には医師,看護婦,医療技術職員及び事務職員など300名を超える参加者が詰めかけ,立見が出るほどでした。講演後には,医療現場での具体例をもとに予定時間を超えて活発な質疑が行われました。

 九大病院外来ロビーに500個の電球などを飾り付けた高さ4m10cm ,径2m のクリスマスツリーが設置され,12 月1日(金)午前9時から点灯式が行われました。点灯式は中野病院長,尾首看護部長,谷口事務部長に加え,当日外来受診の小学校1年生の児童とそのお母さんも飛び入り参加して行われました。

 ツリーは病院を訪れる患者さんや家族の方々に,少しでも気持ちを和めていただけるよう財団法人恵愛団の寄贈により設置したもので,12月25日(月)までの間,毎日午前8時から午後6時まで点灯されました。

 12月15日(金),九大病院外来ロビーで「第9回クリスマスロビーコンサート」が開催されました。これは,入院や通院する患者さんに対して少しでも闘病生活に変化と潤いを持っていただこうと毎年実施されているものです。

 今回は,九州大学医学部軽音楽部,九州大学男声合唱団コールアカデミーと看護婦有志らが共演し,集まった約500人の患者さんたちは,その美しい歌声に聴き入っていました。

 さらに,職員が扮したサンタクロースや飾り付けのクリスマスツリーなどが雰囲気を一層盛り上げ,参加者は約1時間にわたる楽しいひとときを過ごしました。

@駐福岡中国総領事夫妻

 11 月7 日(火),駐福岡中国総領館の王泰平総領事夫妻及び劉立国領事が杉岡総長を表敬訪問しました。

 王総領事は就任挨拶のために訪れたもので,総長表敬後,生物環境調節センターをはじめ,建設中の医学部附属病院等の学内視察を行いました。

A韓国国史編纂委員会委員長一行

 12月8日(金),李成茂韓国国史編纂委員会委員長及びソウル大学校教授4名の一行が杉岡総長を表敬訪問しました。

 一行は,韓国研究センター及び大学院人文科学研究院主催の日韓シンポジウム「韓国伝統文化と九州」にパネラーとして参加するため本学を訪れたものです。


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