9月25日から工学研究院で実施されてきたJICA(国際協力事業団)集団研修「石炭資源開発・利用コース」(コースリーダー:内野健一教授)の閉講式が,11月27日(月)創立50周年記念講堂大会議室で行われ,杉岡総長及び服部国際協力事業団九州国際センター業務課長代理から,4名の研修員にそれぞれ修了証書が授与されました。

 なお,途上国の石炭資源の開発・利用に貢献してきた同コースは,ODAの見直しにより今年度をもって終了することになりました。今後は,これまでに蓄積された国際的な教育プログラムのノウハウが,大学院工学府で計画中の「外国人留学生(大学院)のための英語による特別コース」に生かされるものと期待されています。

 閉講式終了後の送別会では,研修員と総長始め学内外の講師の間で話がはずみ別れを惜しんでいました。

 また,今年度からコース名をJICA一般特設研修「地熱エネルギーと環境科学コース」(コースリーダー:福田道博教授)に変更して新たにスタートした同コースの閉講式が,12月5日(火)に創立50 周年記念講堂大会議室で行われ,落合評議員(総長代理)及び野津国際協力事業団九州国際センター次長から,11名の研修員にそれぞれ修了証書が授与されました。

 平成11年度にアメリカ,フランスなどの各協定大学に1年間留学生として派遣された学生の帰国報告会が,11月28日(火)ファカルティクラブで,杉岡総長をはじめ柴田副学長,西村留学生センター長などが出席して行われました。

 学生たちの報告で多かったのは,

  • アメリカの大学では学生が比較的好きな授業を選んでカリキュラムを自由に選択.組み合わせることができる。
  • 図書館が充実している。
  • 実践的でおもしろい授業が多い。
  • ディスカッションを取り入れている授業が多い。
  • テストや宿題が多くその他予習などで相当勉強させられる。
などでしたが,留学して日本の大学の優れた点も分かり,さらに九大が良くなっていくことを希望しているとのことでした。

 報告会の後,参加した工学部の高木剛さん(ミシガン大学へ留学)は,「総長をはじめとする九大のトップの方々が,私たち学生の意見や考えを真剣に聞いてくださり,さらに九大を良くしていくことに真剣に取り組まれていることを知って感激しました。」と話していました。

 秋の火災予防の一環として,11月28日(火)に理学部等の教職員,学生など約100名の参加者による自衛消防訓練が行われました。

 訓練は理学部2号館3階の講義室からの火災発生を想定し,火災放送設備を使用した緊急放送と設備の操作,各所への通報訓練に始まり,避難器具(救助袋)を使って地上に降下する避難訓練には約20名の教職員・学生等が参加して実際の降下を体験しました。

 続いて理学部中庭で消火器による消火訓練や消火栓を使用した放水訓練で自衛消防訓練を終了しました。

 最後に伊藤理学研究院長から,「常日頃から防災に努めることが大事であり,くれぐれも注意すること。また万一火災等が発生したときは,今回の訓練で学んだことを初期消火活動等に役立ててほしい」との挨拶がありました。

 なお,この消防訓練のほか,年2回の理学研究院安全委員会による防災のための巡回点検によって,防火に対する意識高揚と周知徹底を図っています。

 12月6日(水),午前・午後の二回に分けてパソコンリーダー講習会を実施しました。これは,昨年策定された事務情報化推進計画を着実に実現するため,各部局等に配置されたパソコンリーダーのスキルアップを目的に実施されたもの。今回はWebサーバを利用して各種事務情報の提供を迅速に行い,教職員が容易に閲覧できるようにするもので,「PDF ファイルの利用方法」等について,機械実習形式により進められました。また,同時に,リーダーの役割等についても講義があり,受講生にとってはパソコンリーダーとしての自覚と意識の高揚が図れる場となりました。なお,今後も,その設置目的を達成するため,積極的に研修会等が展開される予定です。


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