国際宇宙ステーション(ISS)の中で 写真提供:NASDA(宇宙開発事業団)

若田光一さん
宇宙からの帰還報告会

スペースシャトル「ディスカバリー」の打上げ
 写真提供:NASDA(宇宙開発事業団)
 日本時間の2000年10月12日から10月25日の間,スペースシャトル「ディスカバリー」で2度目の宇宙飛行を行い,正確なロボットアーム操作などで宇宙ステーション組立に大きく貢献した若田光一さん(九州大学大学院工学研究科1989年3月修了)が,1月23日(火)帰還報告のため来学しました。

 「母校の皆さんの応援のおかげで無事務めを果たすことができました。応援メッセージの入ったCDを宇宙に持って行くことができて心強かったです。九大に来て皆様方にお会いできるのを楽しみにしておりました。」
 貴賓室で杉岡総長や矢田・柴田両副学長,梶山工学研究院長などと会った若田さんは笑顔でこう述べました。これに対し杉岡総長は「あなたは九大の顔です。イキのいい弟が帰って来たようで私たちもうれしい。」と歓迎しました。
 貴賓室ではこの後「記念品贈呈式」が行われ,若田さんからは九州大学が提供しスペースシャトルに搭載されたCD-ROM1枚(内容は,杉岡総長や梶山工学研究院長の激励,九州大学鳥瞰図,宇宙線の影響を観察したデータなど)が返還され,杉岡総長からは総長のメッセージを刻んだ盾が贈られました。
 続いて,創立五十周年記念講堂で「宇宙からの帰還報告会」が行われました。


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