茶道部

道具係(九州裏千家学生茶道研究会副評議委員長):安丸 宗作

 こんにちは!僕らは、九州大学茶道部!茶道には色々流派があるけど、僕らは裏千家という流派。でも、正直流派なんてなーんも関係ない。(こんなこと言うといけないかもしれないが・・・)みんな茶道が本当に好きで、仲間が好きで楽しい部活だよ。

 練習は、先生が来られる水曜日がメインで、他に月曜、金曜と土曜にやってる。(全部来る人なんてそういないが・・・)それで、春と秋に大きなお茶会を催している。春には、日本に初めてお茶の葉を持ち込んだ栄西老師の奉られている、聖福寺という由緒正しいお寺で行なう。ここで、お茶会を催すことができるのは、僕らだけ!秋のお茶会は、自分たちが日頃練習している三畏閣で行なう。

 しかし、これだけで楽しいはずがない!七夕とクリスマスには、1年生が主催してお茶会を部内で開く。これは、道具なんかも全部自分たちで勝手に考えてお菓子も変なのこさえて、先輩方にお持てなしする。それに喜んだ(?)先輩方が、逆に倍返しで仕返し茶会をすぐに催す!僕らが1年の時の七夕茶会では、お茶に見立ててモズクに青のりをまぶした代物を出して、先輩方の歯の隙間に残る青のりを見て喜んだもんだ。他にも、夏に九重の山の家に合宿行ったり、秋にピクニック行ったりする。

 もちろん楽しいだけではない!!何しろ僕ら茶道部は、2001年で60周年を迎える伝統ある部活。多くの先輩方から様々な精神を受け継いで、やる時にはやる!また、学生ならではの特権というものがある!なんと先生方もなかなか行けないお家元の家である今日庵の拝観ができることやら、お家元や若宗匠方たちとお会いできる機会もある!こんなことは、普通できないぞ!もし、いつか始めようと思ってたのなら(もう始めてる人はもちろん)今しかないぞ、こんなチャンス。

 茶道は日本文化の凝縮された本当に奥の深いもので、すごく面白い。知れば知るほどわくわくしてきて楽しくてしょうがない!こんな、楽しくて熱い部活に入ってみないか?

(やすまる しゅうさく 工学部機械航空工学科2年)

航空部

主務:南 智

 私たち九州大学航空部は、男子9名、女子3名の現役部員と院生のOBさん、また、最近発足した西南大学航空愛好会と共に活動している、体育会系の部活です。活動内容は、主に、年4回の久住や白川河川敷の滑空場での1週間合宿とたまに土日合宿、年数回の競技会、七大戦、週1回のミーティングなどが挙げられます。航空部と聞いて、皆さんはどんな事をやっているのかなと思われるでしょう。ハンググライダ―?パラグライダー?鳥人間コンテスト?それとも紙飛行機?いえいえ、違います。私たち九州大学航空部は、「グライダー」という、航空法上の「航空機」を操縦しています。グライダーという航空機はエンジンやプロペラが無く、最初400mくらいまで凧揚げの要領で大きな糸巻きで上げてもらったり、小型機に引っ張ってもらったりして、大空に上がり、それから、上昇気流という自然の力を捕まえて大空を自由に飛び回ります。グライダーは200〜500kgぐらいありますが、上手に上昇気流を捕まえれば、学生でも5時間も飛べたり、100km以上先まで飛んでいき、帰ってきたりすることもできます。

 九州大学は、練習用二人乗りのドイツ製グライダーを所有し、主にそれを使い、合宿で後席に教官(九州各大学のOBさん)に乗っていただき操縦の練習をしています。大体2、3年生になると、一人で操縦できるようになり、その後、自家用操縦士の免許を取れれば、一人乗りの高性能機を操り、全九州規模、全国規模の大会に出場することができるようになります。大会では、1周10kmから40kmのコースをいかに安全に、速く周回してくるか、いかに高く上がったかなどを競います。

 ここで、他には無い航空部の特色として、活動を多くの大学の航空部員と共に行うという点が挙げられます。合宿は、2〜4大学合同で行いますし、学生委員会という、九州の大学航空部がどのように活動していくのかという方針を決める場もありますし、それが主催する各大学混成合宿もあります。また、主に自家用操縦士の免許を持っていない2年生が参加する全国規模の大会も年2回あり、下級生のうちから、全国の航空部員と交流する場もあります。合宿では1週間、訓練、生活を共にしますので皆互いに打ち解け、現役時代は互いに協力者であり、ライバルでもあり、卒業してからでも、かけがえの無い友として自大、他大を問わず、長い付き合いになっているようです。

 航空部は確かにわいわい楽しいことばかりやっているわけではありません。合宿や日ごろの部の運営において、仕事を任せられれば、責任を持ってやらなければいけません。グライダーや滑空場の整備では、文字通り手弁当で仕事をします。合宿に参加するには多少のお金も必要です。しかし、自分たちが整備したグライダーが、自分たちで整備した滑空場で、自分の手で大空を舞う時の気分は、ただお金を払って遊覧飛行をするのとは違う、航空部でしか味わえない気分であることだけは間違いないということだけは最後に付け加えておきます。

(みなみ さとし 工学部機械航空工学科3年)

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