九大にいながら海外留学を体験しよう！

　留学生センターでは、平成13年度から九州大学サマーコース（UMAPリーダーズプログラム）を新たにスタートさせました。このコースは7月〜8月の6週間、アジア太平洋地域の有名大学から主に学部レベルの留学生を受け入れて実施されるもので、平成14年度は7月1日〜8月9日まで、国立台湾大学、国立シンガポール大学、梨花女子大学（韓国）、香港大学、香港中文大学、アムハースト大学（アメリカ）、ライス大学（アメリカ）等から約30名の留学生が参加する予定です。

　このコースの最大の特徴は海外の有名大学から著名な教授陣を招聘し、日本やアジアに関して英語による講義を6科目開講するというものです。これらの講義は広く九大生の皆さんにも開放されており、特にサマーコース後半に開講される3科目は全学教育科目として単位の認定が可能です。

　九大にいながら海外の有名大学教授による講義を受講し、英語の力試しができて、かつ留学生とも交流できるというまたとない貴重な機会を是非とも活用してください。

■平成14年度サマーコース専門科目

• 1 July - 19 July （3時限目　全14回）
  "Death in the Japanese Literary Tradition" - Professor Noel J. Pinnington, University of Arizona, U.S.A
• 1 July - 19 July （4,5時限目　全14回）
  "Japan and the Asia-Pacific in Modern Times" - Professor See-Heng Teow, National University of Singapore
• 10 July - 19 July （4,5時限目　全14回）
  "Globalization in China Today" - Professor Steven Lewis, Rice University, U.S.A
• 22 July - 9 August （3時限目　全14回） 全学教育科目（2単位）
  "The Oceanic Revolution: Iberians in the Pacific, circa (1500-1650)" - Professor Sean Retana Vallely, Spanish Association for Pacific Studies
• 22 July - 30 July （4,5時限目　全14回） 全学教育科目（2単位）
  "Japan the real, Japan the imagined" - Professor Patrick Caddeau, Amherst College, U.S.A
• 1 August - 9 August （4,5時限目　全14回） 全学教育科目（2単位）
  "Government and Politics in Japan" - Professor lan Neary, University of Essex, U.K.

松原門の閉門時間を変更しました

平成14年度の開学記念行事

　九州大学の開学記念日は、毎年5月11日となっています。平成14年度の開学記念行事として、本年は記念日の前日の5月10日（金）に、記念式典をはじめ記念講演会等の諸行事が、九州大学創立五十周年記念講堂大講堂において催されます。 学内外の皆様には、各行事にぜひご参加いただくよう、ここにご案内申し上げます。（入場無料・事前申し込み不要）

■記念式典

1 日時 平成14年5月10日（金）午前10時00分〜午前10時50分
2 式次第 九大フィルハーモニーオーケストラ演奏
　　　　　 総長挨拶
　　　　　 感謝状贈呈
　　　　　 名誉教授称号記授与
　　　　　 九州大学チャレンジ＆クリエイションプロジェクト総長賞表彰

■九州大学C&Cプロジェクト総長賞報告会

1 日時 平成14年5月10日（金）午前11時00分〜午前11時30分
2 演題 総長賞受賞者の研究報告（3名程度）

■記念講演会

1 日時 平成14年5月10日（金）午前11時30分〜午後12時20分
2 演題 「イスラームの人間観」 講演者　佐藤次高
（東京大学大学院人文社会系研究科教授）（さとう　つぎたか）

　アラビア語の史書を読んでいると、イスラームの国家と社会のさまざまな面で、「人」が際だって重要な役割を演じていることに気づく。たとえば、イスラーム世界では、カリフやスルタンに忠誠を誓う人々の集合体が国家（ダウラ）であって、これに領域国家の観念を当てはめるのは難しい。また国家財政の基本となる地租（ハラージュ）は、土地への課税ではなく、人への課税を基本とし、さらに法学・神学・歴史学など、イスラーム諸学の勉学についてみても、青年たちにとって、どの学校（マドラサ）で学ぶかではなく、どの先生（シャイフ）について学ぶかが決定的に重要であった。このような「人」中心の思想は、どこから生まれてきたのだろうか。歴史に現れる具体例を手がかりにして、その由来を探ってみることにしたい。

■その他

各部局の研究室等の開放
各部局や付属図書館の企画により、研究室等の見学等ができます。