[資料]新聞で報道された九州大学
平成13年12月・平成14年1月から2月

12月


1月


2月



編集後記

 大学移籍のため九州大学広報委員をこの度辞することとなりました。昨年4月からの1年間、多くの方々の激励・ご批判に支えられ、新たな広報誌のあり方を模索することができました。またこの広報活動は企画広報室のスタッフの皆さんの斬新なアイデア、企画力、行動力を抜きにしては到底不可能でした。ここにご意見を寄せて下さった多数の読者の皆さん、そしてスタッフの皆さんに深く御礼申し上げます。

 この1年間全学委員を経験してみて、国立大学の変革が唱われる現在この変革を乗り切るうえでとりわけ重視されるべきは、九大の抱える豊かな人的資源をおいて他にないことを改めて強く感じさせられました。九大が生み出してきた、九大にかかわり、九大を愛する一人一人の才能・異能に対して九州大学が真に「人を活かす大学」となることを、本誌の発展と合わせてこれからも心から応援しています。

(編集主幹 山本顕治)

 農学部3年生の森林政策学実習で筑後川流域の日田市から浮羽町を訪ねた。同流域は全国有数のスギ林業地帯である。森林の危機が叫ばれて久しいが、目にしたスギ、ヒノキ人工林はいずれも素晴らしい森林であり、いつでも伐採できる状況にあった。荒れ果てた森林とは、全く印象が違う。では、森林の荒廃とはなにか。森林資源を伐採・活用し、再び森林を育成する森林・林業の循環システムの喪失こそが問題なのであろう。編集部員としての仕事もこの号で終わります。有難うございました。

(編集委員 堺 正紘)

 この数十年の気候の変化は誰しもが感じることと思う。熱中症が続出する暑い夏と平地では雪が積もらなくなった暖かい冬。温暖化は確実に進行しており、その全てではないにしても人間の活動の影響は否定のしようがない。科学・技術の発展とそれを行使あるいは享受する人間のあり方が今真剣に議論される時期にきている。例年よりも早く満開となった桜を窓から見ながら、Universityの役割は大きくなっていると感じる。

(編集委員 小山智幸)

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