応援団の活動予定
●練習日 
週3回(火・水・他1日)
●場所 
六本松キャンパス(合宿時は貝塚グランド)
●行事 
4月硬式野球部春季リーグ応援
5月新歓コンパ
6月七大戦結団式
7月夏期合宿
七大戦応援(於 東北大学)
合同演舞演奏会
9月硬式野球部秋季リーグ応援
11月大阪大学九州大学合同乱舞祭
九大祭ステージ
2月卒団コンパ
3月春期合宿
●ホームページ 
http://rcweb.rc.
kyushu-u.ac.jp/~ouendan/

今の学生はサークル活動が苦手?

Q 新入生の勧誘は大変だったのでは?

中村:(顔を見合わせて笑いながら)は い、まあ。体育総務からも、「(新入生は) 全然聞く耳持たない」と言われましたが、 私たちは社会人の経験もあるし、やって みれば何とかなるんじゃないかと思って いました。事実三人は入ってくれた。
指山:十分間だけ話を聞いてくれ、と粘 りました。何度かご馳走したあげくに逃 げられたりもしましたが、無理な勧誘は しないというのがモットーですから、そ れは先行投資と割り切りまして(笑)。
中村:千枚ほどビラを作って配ったんで すがそれさえ貰おうとしない子が多いの には、世代の相違を感じました。

Q 応援団は人気がなくなっているんでしょ うか。

指山:厳しい上下関係が敬遠されると言 われますよね。私は高校時代はブラスバ ンドでしたから、入団するときはあの、 「押忍(オス)!」と言うのに抵抗がありました。 でも、一週間で慣れました(笑)。
中村:団員不足は全国的な問題です。以 前は七大学で二百人はいたんですが、今 は半分以下。今年七大戦をやる東北大学 の応援団も、来年以降の存続はかなり難 しいとか。
指山:親衛隊(注・三回生の男子が務め る)や学ランが一般の学生に違和感を持 たれるのは分からないでもない。廃止す べきかな、とも思います。でも団に入っ て活動するようになると、そんなものが 逆にかっこよく思えて愛着を感じるんで すよ。
中村:応援団に限らず、今の子はまずサ ークルに入る気がない。団体に入って制 約を受けるのが面倒なんでしょう。それ に不景気の影響も大きいのではないでし ょうか。仕送りが減っているからバイト に忙しい。応援団というのははっきり言 ってボランティア活動ですから、他人の 応援に汗水たらすのはどうも、という人 が増えてるんじゃないでしょうか。

Q 一年生と幹部だけで間がいないわけです が、やりにくくありませんか。

指山:はい。以前は一年生は二年生を見 て上級生への礼儀を覚えたものですが、 今は幹部である私たちが直接、自分たち への挨拶を教えないといけない。ちょっ とやりにくいです。
中村:でもやらせます。でないと、楽し みにしている七大戦に行って彼らが恥を かく。他の大学の一年生も必ずやってい ることですからね。今度の七大戦には、 親のような心境で臨みます。なにしろ連 れて行くのが十八歳の後輩たちでしょ う。迷子になるんじゃないか、とかいろ いろ心配で(笑)。

体力不要の体育会系サークルです

Q 医療短大での勉強は順調ですか。

中村:農学部よりはこちらの方が、みん なはるかによく勉強しているのではない でしょうか。出席率もいいし。四十人の クラスの中に、我々のように学士を持っ ている者が五人もいます。先生には、「さ ぼっている学生がいたら君たちが引っ張 ってくれ」と期待されてますが……(笑)。
指山:私がこの道を選んだのは、好不況 に関係ない技術を習得したかったのと、 年令が高い人でも入学するという例を聞 いたからですが、中村先輩は、医療関係 の仕事なら直接人に貢献できるからい い、と言ってました。そっちの動機の方 がかっこいいですよね(笑)。

では最後にもう一度、 応援団のアピールを。

指山:無理に勧誘はしませんから、とに かく一度話を聞きに来てください。吹奏 部は楽器経験のない人でもOKです。楽 器は団に揃っています。トランペット、 トロンボーン、サックスにドラム。
中村:リーダー部の方にも、洋太鼓と和 太鼓が二つずつ。
指山:学ランもたくさんあります。チア リーダーのユニフォームも結構残ってま すし。
中村:二年生や三年生の途中入部も歓迎 します。私の場合は、就職にも役に立ち ました。
指山:私の場合は設計の分野でしたか ら、あまり関係なかったんですが、体育 会系の部活をやっていたということは評 価していただけました。
中村:実際にはバリバリの体育会系じゃ ない人がほとんどなんですよ。体力がな くてもできる体育会系です。

■インタビューを終えて
 「もう腐れ縁です」と笑うお二人。社 会に出てそれぞれ別の環境で経験を重 ね、不思議な縁でまた同級生になったそ の裏にはきっと、九州大学応援団の守護 神の見えざる手が働いたに違いありませ ん。今こそ彼らが必要だ、と。
 指山さんには、学部の四回生で副団長 を務めていた時の忘れられない事件があ ります。団長が七大戦の直前に事故に遭 い、数日後に帰らぬ人となったのです。 「今回の復活は、彼のためというわけで はないのです」と語る指山さん。でも、 「これで彼の実家に行きやすくなりまし た」とも。
 新生九大応援団へのエールと参加希望 を、ぜひホームページ(四頁参照。九州 大学ホームページからも検索できます) へお寄せください。


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