■編集後記■
『九大広報』第36号をお届けします。今号も、シリーズ九大人は見逃せません。水田代九大病院院長の、医師としてのあり方だけでなく、生き方そのものに熱いものを感じます。その他の記事からも、元気な九大人の姿が伝わってきます。大学が大きく変わっていく転換期だからこそ、『九大広報』が、学生そして教職員皆が、自分ひとりひとりの生き方を見つめなおしつつ、新たな九州大学をつくっていく礎になるといいなと思います。
(編集委員 野々村 淑子)
アジアへの出張の帰りは、よく夜行便を利用しますが、福岡行きへの搭乗時刻は、真夜中の0時過ぎで、日本へ帰る飛行機の最終便です。東京や大阪に比べ、福岡がアジアにより近いことを変に納得する一瞬です。アジアの研究者との公式の会話は英語なのですが、挨拶くらいはできるだけその国の言葉でするように私はつとめています。逆に、日本へはまだ行ったこともない研究者から、ひとこと日本語で話しかけられると、変に親近感をおぼえます。アジアのいろんな国の言葉で九大が紹介できれば、アジアの人々により身近に感じてもれえるのではと、広報委員になって思います。
(編集委員 木 正見)
今年から委員になりました。よろしくお願いします。先日ある教育関連企業の人から、大学ホームページ閲覧者の半数以上は受験生とその関係者だと聞きました。広報誌の方はどうなんでしょう。日ごろ学生に向かって、あらゆるプレゼンテーション(情報発信や表現)の構成・内容は見る・読む・聴く人の性質によって決まるのだ、などと講釈を垂れていますが、「そういや、『九大広報』のターゲットは誰?」と考えてみたりする今日この頃です。
(編集委員 渡邊 哲司)
「よく学びよく遊べ」と子供のころよく言われたような気がする。当時は学ぶことと遊ぶことはまったく正反対で両方のバランスをとることが重要なのかという気持ちだった。最近は学ぶことと遊ぶことはほとんど同じなのだと理解できる。どちらも原動力は自分の内なる好奇心であり、実行することによって成果となる。好奇心を高め、実行力を磨くことは人生にとって重要なことであり、学ぶこと、遊ぶことは好奇心と実行力の鍛錬なのだとわかる。よく学び、よく遊ぶ人生を実践したいものだ。
(編集委員 花田 和明)
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