■ ■ ■  ■ ■ ■ S E R I E S 九大生が紹介する世界のキャンパス

西江(ソガン)大学校(韓国)

Korea
九州大学の学生交流協定校は世界中にあり、多くの学生たちが交換留 学制度を利用しています。このシリーズでは、海外の大学に留学中の、 あるいは留学を体験した学生が、留学先の協定校をご紹介します。




ソウルでの留学生活
経済学部 経済経営学科
国際ビジネスコース 四年
深瀬 祥子(ふかせ しょうこ)
西江大学校韓国語教育院
 韓国の名門校が集まるソウルの新村(シンチョン)。私の通う西江大学校も新村にあり、キャンパスの外は学生達のための食堂やショッピング街で賑わう学生街です。
 大学では午前中は韓国語を学び、午後には大学の講義を受講しています。大学の講義ではマーケティング等の専門の授業と日本語や日本文化に関する講義を取り、日本関係の講義では授業のアシスタントのようなことをしています。
 放課後は「テコンドー部」で活動しています。韓国の大学ではサークルのことを「トンアリ」と言い、大学生たちはこのトンアリを通して人間関係を築きます。テコンドー部には韓国人学生しかおらず、入部当初は言葉の壁を感じましたが、学祭での演劇示範等、貴重な経験をさせてもらい、またトンアリを通じてOBや様々な人々との出会いもありました。
 週末は勉強から解放され、文化交流やスポーツ、映画鑑賞をし、時間があれば遠出もします。先日はJSA(板門店)に行き、北朝鮮と韓国の国境を覗いて来ました。週末の夜は、韓国にはお酒好きの人が多いのでよく飲みに出かけます。また、ソウルでは外国人のためのイベントが頻繁に開催され、神話などの有名歌手や韓国の伝統音楽のコンサートを無料で鑑賞する機会も多くあります。
 日本では『韓流ブーム』と言われ、世界ではサムスンなどの国際企業が注目されその活躍から目が離せない韓国。今なお発展を続ける韓国・ソウルで韓国語を学び、『韓流』を実際に肌で感じてみませんか?

西江大学校
テコンドー部の仲間と(中央左側が深瀬さん)
西江大学校は韓国における名門学校の一つ。一九六〇年、イエズス会の教育理念を基本としたカトリック系の大学として設立された。人文学部、社会学部、自然科学部、工学部、経済学部、経営学部の六つの学部、二十三の学科があり、学部生と大学院生合わせて一万人の学生が学ぶ、ソウルでは比較的小規模な大学である。外国との交流も盛んで世界四十四ヶ国、十八校のカトリック系大学と教授、研究員や学生の交換なども行っている。『西江高校』と言われる程教育に熱心なことでも知られている。また、経済・経営学部、新聞放送学科が有名で、アナウンサーや映画監督等を世に送り出している。
西江大学校韓国語教育院(IKLES)は一九九〇年に設立され、会話に重点を置いた教育法で注目されている韓国語教育施設である。韓国語だけでなく、韓国文化に関心のある学生や宣教師、外交官に韓国文化や歴史なども紹介している。

西江(ソガン)大学校ホームページ(http://www.sogang.ac.kr/
交換留学に関するお問い合わせは、国際交流推進室092-642-7094へ

編集後記

 今年から委員になりましたが、編集委員といっても名ばかりで、実際には仕事らしいことはまだまったくなにもしていません。できあがってからはじめて目を通すこともしばしば。ほとんどただの一読者と化していて、写真の校舎は実物よりもきれいだ、などと変なことに感心したりしています。はたして編集後記を書く資格すらあるのか疑問です。まあ、これを機にこれからもう少し自覚をもって働け、ということなのでしょう。

(編集委員 佐藤 正則)

 キャンパスに吹く風もひんやりと肌寒く、秋の気配が日に日に色濃く染まっているようです。本号では、様々な国際交流が、より活力のある九州大学の土台づくりに、いかに一役を担っているか、その実像の一端をご理解いただけたのではないでしょうか。先日、1987年以来続いている日中共同セミナーのため北京を訪れ、交流の任を重ねてきましたが、「継続は力なり」を改めて痛感してまいりました。

(編集委員 前田  稔)

 九大広報委員を仰せつかって2年になりますが私の手元に原稿がまわって来る時はすでに完璧に仕上がっておりあまりお役にたたておりません。毎回カラフルな図案や写真が多くパラパラとめくるだけでも非常に楽しいパンフレットになっていると思います。内容も九大ってこんなに面白くて活気ある場所だったんだと再認識(?)させられます。学生にも役立つ情報が満載されていると思います。ただ広報委員でないかたがどれだけ読んでおられるか心配です。学内やOB だけではもったいない気もします。予備校や高校にも配布されているそうですが各校わずか2部ほどだそうです。せめてクラスに1部配布できるように数を増やしてみる、あるいはバックナンバーをそろえてファイリングしたものを図書館に寄贈するなどいかかでしょうか。

(編集委員 吉村 昭彦)

 私は先月から委員を引き受けた次第で、編集そのものにはまだ係わってませんが、前号では、デザイン専門家として表紙のデザインをお手伝いいたしました。オープン・キャンパスで高校生に配布するので、彼らにもアピールするような表紙デザインに!というのが、私が受けた依頼内容でした。私の研究室の学生諸君がいくつかデザイン案を出してくれて、前号のデザイン案に至りました。いかがでしたでしょうか?今後もデザイン面で『九大広報』に貢献できればと思います。

(編集委員 伊原 久裕)


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