Kyushu University Campus Magazine
# 41/2005.July
編集後記

 去る6月7日(火)、大韓民国元国務総理で本学の名誉博士、金鍾泌氏の講演会が、都心のアクロス・シンフォニーホールで開催されました。
 1960代から半世紀にわたって、現代史の生々しい現場で常に重要な役割を果たしてこられた元国務総理の、自信と洞察、そしてまた、韓国国民の先頭に立ってリーダーシップを発揮してきたればこその謙虚、に満ちた講演は、次世代を担う高校生をはじめ、千人を超える多数の聴衆に深い感銘を与えました。私も金鍾泌氏の肉声に接し、1970代以後の韓国の驚異的な躍進の秘密に触れた気がしました。
 本号では、その名講演のエッセンスが、梶山総長との対話のかたちで再現されます。味読してください。

(広報専門委員会委員長・理事 今西 裕一郎)


 この度、「九大広報」編集主幹を仰せつかりました。これまで学生のための保健管理医として、さらに昨年からは教職員のための産業医としての役割も担ってきましたが、最近の九大関係者の麻薬等に関する報道や福岡県西方沖地震の損害に心を痛めています。現場巡視では、耐震対策や薬品管理など数多くの問題点が目につきます。梶山総長が推進されている5S運動(責任、スピード、専門性、先見性、信頼)も重要ですが、それ以前に労働安全衛生上の4S運動(整理、整頓、清掃、清潔)や5S運動(4S運動プラス躾)が必要な気がしてなりません。九州大学が、教育、研究、社会貢献、国際貢献だけでなく、健康増進においても先進大学となれるよう、期待したいと思います。

(編集主幹 入江 正洋)


 この度、九大病院から推薦されて、本誌の編集委員になりました。今年になって、九大病院の広報部長(広報委員長)、学会誌(日本神経学会)の編集委員長(エディター)に選ばれましたので、急に編集後記を書く機会が増えました。編集に携わるようになって一番頭を悩ますのは、読者は何を読みたいのだろうかという点です。広報誌の対象とする読者によって、様々なニーズがあると思います。このようなニーズに対して鋭敏な感覚がないと読まれる広報誌にはならないと思われます。読者のことを考える視点を大切に病院の立場から本誌を通じて情報を発信していくお手伝いができればと期待しています。

(編集委員 吉良 潤一)


 九大の広報体制が大きく動きだしました。今までは総務課広報室だけで対応していましたが、新たに担当の理事や総長付補佐の下に、事務局各課・各部局のスポークスマンとそれらの核となる総務課広報室による九州大学広報部が設置されました。これにより学内の情報収集並びに学内外への情報発信が一元化されスピーディに効率的に広報業務が行えます。本学が取り込んでいるブランド戦略の重要なツールとして広報が活用されることにもなり、今後の九大広報の飛躍的な発展が期待されています。

(広報専門委員会委員長・総務部長 大槻 秀明)


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