数学で知る九州大学

15,167

 15,167本。九州大学の土地に生えている『樹木』の数です。平成16 年4 月1 日の国立大学法人設立時に承継財産となったもので、地上高120センチメートルの位置における直径が10センチメートルを超えるものを実地調査し算定しました。

 少ないようですが、実は森林または原野に生立するもののように、その集団を形成する等のため、その本数の把握が著しく困難なもので、樹木として管理することが不適当なものは『立木』(りゅうぼく)と種別され、『樹木』とは区別し、体積として算定します。単位はu(立方メートル)であり、その数は「1,128,769」uです。

 九州大学は歴史も古く、各構内に育成する樹木は樹齢の古いものが多く、太さも一般流通樹木に比べて非常に大きいのが特徴です。

昭和天皇お手植えのイチョウの木(箱崎キャンパスの正門を入って左手)


こんな本 出しました


■書名
Laboラボ探偵団
九大理系研究室

■著者
嘉幡久敬(かばた・ひさとし)
朝日新聞東京本社 科学医療部

■発行
南方新社
(2005 年4月刊 1600 円)


著者から一言

 九州大学の自然科学系38研究室を取材、朝日新聞福岡版に02年秋から約2年間掲載した「Labo ラボ探偵団」をまとめた本です。図や写真を盛り込み、最先端の研究現場を中学生や高校生にもわかるようにできるだけ平易な文章でつづりました。火山、植物、IT、遺伝子、ナノテク…。間口が広くて、底も深い九大の知的世界を楽しんでください。

(著者の嘉幡氏は、02年4月から04年8月まで朝日新聞西部本社記者として九州大学を担当)




■書名
こころを癒す音楽

■著者
北山 修(きたやま・おさむ)
九州大学人間環境学
研究院教授・精神分析医

■発行
講談社
(2005 年7月刊 1800 円)


著者から一言

 臨床心理は心を扱う学問です。証明や数値化が難しく、むしろ見えないところを大切にしなければなりません。そういう心を、音楽との関係で明らかにできないかと考え、仲間である臨床の専門家たちに、自己紹介を含めて自身が癒される音楽について語って貰ったのがこの本です。この「コロンブスの卵」的試みは幸い好評で、学生時代から音楽にかかわってきた自分にとってもターニングポイントになりました。


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