Kyushu University Campus Magazine
# 44/March.2006
編集後記

 皆さん、『生協の白石さん』はもうお読みになりましたか?東京農工大の生協の意見箱に寄せられた様々な要望に対して担当の“白石さん”が回答したやりとりのうち、選りすぐりのものが紹介されています。思わずくすっと笑ってしまうユーモア・ウィットに富んだ回答には大いに感心させられます。デジタルなツールが身の回りを取り囲み、人間関係から温もりが失われてしまいそうな中で、コミュニケーションのあり方を再考させられました。私は昨年11月より総長特別補佐(広報戦略担当)を仰せつかっており、大学のコミュニケーションのあるべき姿について現在模索中です。九大の広報戦略に一言お持ちの方、ぜひご意見をお寄せください!

総長特別補佐(広報戦略担当) 高田 仁



 大学の存在説明が求められる昨今、その研究活動の意義を社会に伝えることの難しさには本当に悩まされます。大学が自ら意識改革すべきことは当然ですが、ただそれだけで問題が解決するかといえば、逆に大学の“驕り”になるような気がします。一見益体もなく分かり難い物事の真理に対する敬虔な想いが広く社会に共有されてこそ、基礎研究と応用研究のバランスがとれた良質な学問風土が育まれると思いますが、そのためには、現代社会が抱える価値観の問題を、大学関係者のみならず、皆で考えていく必要があるのではないでしょうか。

編集委員 森平 雅彦



 本号は恒例の「新入生歓迎号」。総長、学部長はじめ、学外のいろいろな方々からメッセージを頂戴することができて有り難かった。前期合格発表日の3月8日は春到来を思わせる暖かさ。合格者番号の掲示が始まると集まった人々が動き、あちこちで歓声が上がり、サークル部員たちによる胴上げやお祝いのコーラスが続いた。うれしさに思わず涙あふれる人がおり、捲土重来を期す人がいる。どうかそれぞれの涙を大切にこれからを生きていってください。

広報室長 臼杵 純一



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