九州大学の留学プログラム

 海外留学を考える際には、どのようなタイプの留学を選ぶか、および留学先としてどのような大学を選択するかが重要です。留学には様々なタイプがありますが、大別すると次のような留学プログラムが九大生に提供されています。

九州大学交換留学プログラム“The 21st Century Challenges in Studying Abroad Program (CSP)”は、大学の推薦で海外の大学間学生交流協定締結校(2006年12月現在、約95校)へ留学する制度で、毎年40〜50人が派遣されています。


1 九州大学交換留学プログラム

 学内選考に合格し、留学希望先から受入れが許可されれば、一年を超えない期間で、九州大学に在籍したまま留学先大学で講義・指導を受ける事ができます。選択可能な留学先は、大学間学生交流協定締結校である九十五校です。

交換留学のメリット

@ 九州大学の授業料を納めていれば、留学先での授業料が不要
A 留学先大学では、学生寮に優先的に入ることができるなど、生活面のケアが充実
B 留学先で取得した単位が、九州大学の単位として認定可能
C 奨学金や渡航費補助が充実


2 アジア学生交流プログラム(ASEP)

 九州大学は、歴史的・地理的に近いアジアの主要大学との連携を強化するという「アジア指向」に基づき、いろいろな活動を行っています。

 その活動の一環として、アジアへの交換留学の促進、また単位互換をスムーズに行うことをめざして、アジアの主要大学との間で、二〇〇四年度からアジア学生交流プログラム(ASEP)を開始しました。

 ASEP協定校は、現在、韓国のソウル大学校、釜山大学校、タイのマヒドン大学、タマサート大学、中国の復旦大学、南京大学、香港大学の七校です。他の主要大学とも今後協定を締結する予定です。

 通常の交換留学と同様のプロセスを経て留学が決まり、一年を超えない期間で、九州大学に在籍したまま留学先大学で講義・指導を受けます。

 通常の交換留学のメリットに加え、以下の特長があります。

奨学金
留学先大学 :滞在費又は宿舎費を支給
九州大学 :渡航費を支給単位互換
単位互換
単位互換コーディネーターの指導のもと、単位互換をスムーズに行う仕組みが整備されている。


韓国の延世大学校(映画などにも使われる有名な校舎)
ドイツ、フランスからの交換留学生と(タイのマヒドン大学)

3 部局間学生交流協定による留学

 各学部(学府)が、外国の大学学部等との間で学生交流協定を締結し(二〇〇六年十二月現在、四十九機関)、お互いに学生を交換留学生として派遣・受入を行うプログラムです。学部(学府)が独自に行っている制度で、個々の学部(学府)によって様々な特色があります。



4 短期語学研修

 九州大学では、交換留学への動機付けと語学力の向上を支援することを目的として、特に、アジアへの交換留学の促進をはかるため、八月に韓国及び中国において三週間の語学研修(各十名程度)を実施しています。日本語を一切使うことのできない状況での語学講義、それぞれの言葉の背景にある文化体験授業などへの参加、授業以外の時間を共にするチューターとの交流などによって語学力を高め、交換留学のためのステップアップを図ります。平成十八年度の派遣先は、延世大学校(韓国)および大連外国語学院(中国)でした。他の言語についても、新規プログラムを検討しています。

延世大学校にて

前のページ ページTOPへ 次のページ
インデックスへ