国立大学法人化後3年目、はっきりしてきたことは、運営費交付金の減額のルールは厳密に実行され、ときにルールを変更してまで減額される一方で、競争的資金を含め、増額のルールはよく見えないことである。各大学は、特色ある教育研究、社会貢献等の活動を積極的に展開し、社会的評価を高め、特別教育研究経費(運営費交付金)や外部資金を獲得することによって発展するほかはない。九大も、旧帝大というだけで特別扱いされるものではない。さすれば、九大人は、挙って基幹大学の責務である国際的教育研究拠点の構築に邁進し、その底力を世界に示そうではないか。
広報専門委員会副委員長・理事・事務局長 早田憲治
EU(欧州連合)のユーロ硬貨は、表は共通であるが、裏面と側面は各国独自のデザインとなっており、フランスの1ユーロ・2ユーロ硬貨の裏面には、かの有名な「自由・平等・友愛(Liberte, Egalite,Fraternite の標語が刻印されている。一方、ドイツの2ユーロ硬貨の側面には「統一と正義と自由(Einigkeit und Recht und Freiheit)」の標語が刻印されているが、フランスと異なり、ドイツの国の標語に関しては、あまり知られていない。ちなみに、九大ロースクールの標語は「人間に対する温かい眼差しをもった法曹」の育成というものであり、また、伊都キャンパス移転のスローガンは「新キャンパス発、アジア、そして世界へ」であるが、これらの標語についても、フランス並みとはいわないまでも、広く知られるように努力しなければならないだろう。
研究紹介部会主幹 七戸克彦
昨年4月から九州大学の研究活動の事務関係支援業務に携わっていますが、業務の大半は他の業務と同じように年間を通して一連の流れがあり、どの段階でも確実で迅速な処理が求められています。業務に当たって、2,000名を超える九州大学の研究者の専門的な研究内容を理解することは無理だとしても、特色のある優れた研究と評価されているものについては素人ながら理解しようと悪戦苦闘していますが、その難しさをいつも実感させられています。少なくともその研究がどう世の中に役に立つのか出口の所を理解できればと思っています。
研究戦略課長 米澤宏
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