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平成12 年3 月21 日,九州大学評議 会は,「新キャンパス造成基本設計」 及び「新キャンパス造成基本設計 第T工区」を審議,了承しました。こ れにより,同6 月2 日に第T工区の造 成工事が本格着工され,2000 年度 末にも予定されるマスタープランの 策定,それを受けた全工区の基本 設計作成と,移転開始に向けた動き が本格化してきました。 | ||||||||||||||||||||||
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福岡市土地開発公社は,福岡市長の要請により作成を進めていた「造 成基本設計」の原案を,平成11 年6 月に九州大学に提示しました。これ を受けて九州大学では,7
月27 日の 将来計画小委員会での了承のもとに, 学内専門家等と福岡市,土地開発 公社,福岡県,都市基盤整備公団の 関係者によって構成される「造成基
本設計(案)作成プロジェクトチーム」 が設置され,3 号調整池及び道路の 取り付け,雨水浸透施設の設置方法, 大原川の沢地法面の形状等に関 する検討及び修正作業を行いました。
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1 .総合大学として新キャンパスの一体的土地利用を可能とする骨格の形成 2 .広大な施設群及び運動施設等の機能的でコンパクトな配置 3 .オープンで快適な歩行空間の確保と移動性の重視 4 .丘陵地・沢地等のエコロジーと自然環境を生かした景観の形成 5 .古墳等の歴史的な環境への配慮 |
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しかし,造成工事が長期に亘って, そのために不可欠な埋蔵文化財等 の発掘調査が今後も順次行われる とともに,環境への影響等になお慎 重な配慮が必要であり,かつ関係機
関や地元との多角的な調整がその 都度必要となることから,いまの時点 で全工区にわたる「新キャンパス造 成基本設計」を確定することは適当 ではなく,移転スケジュールを踏まえながら造成に必要な条件が整った
工区ごとに順次確定することが合理 的です。 |
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1 .第T工区(学園通線西側)大原川上流の沢地(生物多様性保全 ゾーン)法面及び周辺は,現状地 形に配慮しながらより自然を生か した法面形状とする。 2 .第T工区中央部北側は,西側の 沢地にあわせた形状の法面を形 成しながら,一団の有効敷地を確 保する。 3 .第T工区北西部造成高については,南側の造成高との差を縮めること により法面の発生を低減し,有効敷地の一体化を図る。 4 .第T工区3号調整池及び周辺に ついては,造成によって本部・交流ゾーンの一体的利用を図る。 「新キャンパス造成基本設計第T工区(案)」の土地利用別面積は, おおよそ,有効敷地48.2ha ,法面6.0ha ,調整池2.6ha ,保存緑地38.5ha ,合計 95.3ha となり,「造成基本計画」に比 較して,有効敷地が1.0ha ,調整池が 0.3ha 増加し,保存緑地が1.3ha 減少するものの,大きな変化はみられま せん。なお,環境影響評価,関係機 関や地元との協議などに基づき,必要が生じたときには,骨格を維持しつつ造成の実施過程 において柔軟に対応するものとして います。 |
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「造成基本計画」に基づく環境
影響評価については,環境ワーキン ググループ及び緑地管理計画サブ グループによって鋭意検討が進めら れ,これを基に平成11 年10 月22 日の 将来計画小委員会において「九州
大学新キャンパス統合移転事業環 境影響評価準備書」が了承され,11 月1 日から11 月30 日まで閲覧されると ともに,11 月11 日に西区元岡小学校
において現地説明会が開催されま した。 市民からの意見書は15 名32 項目 にのぼり,これに対する大学側の見 解を付して福岡県知事等に提出し, これに対する福岡県知事の意見を 踏まえて,平成12 年2 月18 日の将来 計画小委員会に「九州大学新キャ ンパス統合移転事業環境影響評価 書(案)」を提出し,了承を得るとともに, 2 月25 日から3 月24 日まで一般閲覧 に付しました。 「造成基本計画」決定後,新たに 明らかになった古墳等の取扱いに ついては,平成12 年1 月21 日の将来 計画小委員会において「元岡古墳 群E 群の取扱いについて」が了承さ れ,さらに,「元岡遺跡群(第7 ,12 ,15 次調査地)の取扱い,古墳の保存方 法について」が平成12 年5 月23 日の 将来計画小委員会で決定されました。 九州大学新キャンパスマスタープ ランは,こうした報告を原則的に取り 入れる方向です。 (文責 副学長 矢田 俊文) |
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