4月21日(金),理学研究院と数理学研究院は,新築された六角屋根の交歓堂で, 外国人留学生と両研究院長,指導教官やチューターが初めて一堂に会して,交歓懇談会を催しました。

 夜来の雨で開催が危ぶまれましたが,幸い夕方には晴天に恵まれ, 外国人留学生24名と教職員,学生合わせて約70名が参加し,バーベキュー料理や赤飯, アサリの味噌汁などの日本料理(職員有志の手作り)を味わいながら, 異国での生活上の悩み,生活習慣の違いによる失敗談や地域社会での活動などについて 忌憚のない意見交換が行われ,和やかな雰囲気のなか黄昏とともに散会しました。


 5月15日(月),医学部附属病院は, 看護の日(ナイチンゲールの誕生日である5月12日)にちなんで第4 回「ふれあい看護体験」 を実施しました。

 これは,看護を志す人や看護に関心のある一般市民に,病院での看護体験を通して, 健康を害している人の苦しみや不安を少しでも理解し,生命の尊さや看護の大切さ, 看護がやりがいのある仕事であることを感じ取っていただくことを目的とするものです。

 今回参加した40名の高校生は,10の病棟に分かれて患者さんの食事の介助や部分清拭,足浴, 病院給食体験,参加者同士での血圧測定などをして,一日看護婦の修了証を贈られました。


 5月20日(土),電離気体実験施設と先端科学技術共同研究センターの共催で, 先端科学技術講演会が開かれ,学内外から約100 名が参加しました。

 西日本流体技研の小倉理一代表取締役の「複雑系社会の企業・地域づくり」と題する講演は, 現在は「平衡閉鎖系社会システム」から「複雑系社会システム」への変遷期にあるという観点から, 御自身のこれまでの実績を踏まえ, 新たな形態の企業システムあるいは地域作りを展望するものでした。

 文部省大臣官房主任行政改革官の上杉道世氏は「大学改革の今後の動向」と題して, 新しい学問の創造や社会への貢献など文部省の立場から見た21世紀の大学に求められる事項や, 行政改革に基づく大学の独立行政法人化の今後の見通しなどについて講演しました。

 最後に,京都大学の長尾真総長が「京都大学の伝統とその今後の発展」と題して, 京都大学の成り立ちから,それに基づく自由な学風やフィールド重視の研究手法などの 伝統について語り,キャンパスの狭隘化など京都大学が抱える問題について紹介しました。


 5月22日(月),部局の枠を超えて生命科学分野の教育研究を行う施設として 病院キャンパスに建設されたコラボ・ステーションの開所式が行われました。 式では杉岡総長が「ここは,新キャンパスにおける教育研究のモデルとなるだろう。 新たなアイデアの創造発信拠点としての成果を期待している。」と述べ, 続いて福岡大学の池原医学部長が祝辞を述べました。


 5月26日(金),雲仙普賢岳の噴火時に活躍した「島原地震火山観測所」を発展させて 設置された「理学研究院附属地震火山観測研究センター」の表札が, 箱崎地区のセンター強震動観測室前に掲げられました。

 このセンターは,国家プロジェクトである地震予知計画及び火山噴火予知計画に基づき, 九州地域の微小地震観測網を展開・運営するとともに, 地震予知及び火山噴火予知のための基礎研究の推進, さらには地震予知計画の九州地域における中心的研究拠点になることが期待されています。


4月14日(金)ILO(国際労働機関)のアラン・ワイルド人事開発局長が 柴田副学長を表敬訪問しました。 ワイルド局長は,本学学生のILO へのリクルートなどのために訪れたものです。


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