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 九州大学総合研究博物館では,3月16日(金)に博物館オープニングセレモニーを行い,それにあわせて,特別展示「昆虫展」を開催しています。タイトルは「進化の舞台の主役と脇役」で,地球上における多様な昆虫たちと,人とのかかわりを中心テーマとしています。今回の主役は昆虫で,人は脇役です。昆虫類は地球上でもっとも繁栄しており,人とのかかわりもきわめて深い生物群です。九州大学には400万点を超す日本最大の昆虫コレクションがあります。また,昆虫を研究対象とする研究者は20名を超え,これまで,様々な角度から昆虫学に関する研究が積極的に行われてきました。

 今回は,農学研究院(昆虫学分野,天敵昆虫学分野,生物保護学分野,遺伝子資源研究センター),熱帯農学研究センター,比較社会文化研究院(生物多様性分野),理学研究院(生態科学講座),医学研究院(寄生虫学講座)の協力を得て,九州大学におけるこれまでの昆虫学に関する研究成果をわかりやすく公開・展示しています。

 昆虫展というと,一般的に,大形で美麗な標本を並べた展示をイメージされるかも知れませんが,大学博物館は大学での研究成果を公開・展示することを活動目的の一つとしていますので,これまでの昆虫展とは一味違ったものを目指しました。

 トピックスとしては,昆虫類の多様性の実態,系統進化,行動,社会性,生物的防除,有用資源としての昆虫(カイコ,ミツバチ)などから,近年問題になっている地球温暖化にかかわることまで,幅広く扱っています。ぜひ,この機会にご覧ください。

 また,この特別展示とあわせて,総合研究博物館の紹介展示も行っていますので,こちらもあわせてご覧ください。

進化の舞台の主役と脇役
期間等

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