News in Brief |
理学部等の建物内は、部内の喫煙対策委員会の答申に基づき、一月四日から指定場所以外での喫煙を原則として禁止しました。
これは、教職員及び学生の喫煙マナーの向上をはかり、社会的に喚起されている喫煙による健康問題及び建物内空気汚染に伴う生活環境の悪化、たばこの不始末による火災の防止等を考慮しての措置です。
これに基づき、建物内における喫煙場所は二カ所(いずれも独立した部屋で空気清浄機等を設置)、建物外は三カ所(うち一カ所は中庭に通ずるアーケードの下に椅子等を設置したもの)を指定しており、これ以外の理学部等構内全ての建物内は禁煙となりました。
なお、この措置を実施するに当たり、理学部等に所属する教職員及び学生に対して、喫煙ルール、喫煙できる場所の指定及び喫煙マナーの遵守等について協力要請を行いました。実施後は、建物内の住環境が改善され、皆さんに大変好評です。
今後は低年次生の禁煙指導を積極的に行うとともに、学内における喫煙ルールの徹底をはかり、煙害のないキャンパスにしたいものです。
本年四月に、九州大学情報基盤センター六本松分室(以下、分室と略記)が開設されました。
分室は、九州大学附属図書館六本松分館二階にあり、情報基盤センターの教官及び技官が複数名常駐(平日昼間)しています。分室は、六本松地区における情報基盤センターの機能、すなわち、情報教育支援、外国語教育支援、電子図書館機能の充実強化、学術情報発信支援の一端を担うものです。
分室では、随時、学生及び教職員の質問に応じます。入学式直後から、教育用計算機システム(六本松地区一三〇・一三六番教室)の利用等のため、連日多くの新入生が分室を訪れています。
分室の開設によって、六本松地区の学生及び職員は、箱崎地区の情報基盤センター本館までわざわざ出向くことなく、センター職員から直接サービスを受けることが可能になりました。
三月二十八日(水)、韓国の慶北大学校工科大学長の李東氏が、総合理工学研究院・機能物質科学研究所・工学研究院・工学部・システム情報科学研究院等との学術交流協定調印のため、筑紫キャンパスを訪問しました。
李学長は「国際共同研究プロジェクトや学生の相互受入による刺激が両校の活性化につながる」と期待感を表明しました。
九州大学では五月十四日(月)、生命科学分野の総合研究施設として昨年の四月に設置されたコラボ・ステーションにおいて、関係者約二百十名の出席のもと、本施設におけるこの一年間の研究成果報告会を開催しました。
冒頭、杉岡総長から、本施設の設置目的にかなう研究成果の報告を期待する旨の挨拶があり、さらに、山本コラボ・ステーション管理運営委員長(歯学研究院教授)、續医学研究院教授から、本施設における諸活動について報告がありました。
引き続き、平田歯学研究院教授、黒仁田薬学府大学院生、高柳医学研究院教授、松田医学研究院教授及び片野医学研究院教授の五名の研究プロジェクト担当者からそれぞれ研究報告があり、活発な意見交換が行われました。
玄関前で除幕を行う左から早田事務局長、 杉岡総長、有川図書館長、根本分館長。 |
九州大学筑紫地区(春日市)は、五月十七日(木)、九州大学附属図書館筑紫分館の開館式と看板の除幕式を行いました。
杉岡総長、有川図書館長、早田事務局長を迎え、筑紫地区からは各部局長、評議員や集まった約四十名の教職員とともに分館の門出を祝いました。
念願の九州大学附属図書館筑紫分館は、特に学生の図書館サービスの充実に向けて、総長及び図書館長等の尽力により、文部科学省の訓令制定で四月一日に実現したものです。
根本分館長から開式の辞が、杉岡総長からは祝辞が述べられ、森永大学院総合理工学府長の謝辞及び閉会の辞で開館式が終了しました。
次に参加者一同は、筑紫分館看板除幕のため分館玄関前に移動し、除幕式の後、筑紫分館施設を視察しました。
参加者同士での血圧測定 |
五月十四日(月)、医学部附属病院は看護の日にちなんで第五回「ふれあい看護体験」を実施しました。これは、看護を志す人や看護に関心のある人など、一般市民に実際に病院で看護を体験していただき、健康を害している人の苦しみや不安を少しでも理解し、生命の尊さや看護の大切さ、そして看護がやりがいのある仕事であることを感じ取っていただくことを目的とするものです。
今回参加した四十名の高校生は、十の病棟に分かれて患者さんの部分清拭、足浴や散歩を担当し、自らも病院給食を体験したり、参加者同士で血圧測定を行うなどして、一日看護婦の修了証を授与されました。
五月二十二日(火)、篠栗町の農学部附属演習林内にある薬用植物園に、高度100〜1000km上空の電離層中の電気伝導度変化や変動電場を観測するためのFM-CWレーダが開設されました。
このレーダは、理学研究院の宇宙地球電磁気学分野の研究室が現在進めている、世界的な環太平洋地磁気ネットワーク(CPMN)五十四カ所での観測に、新たな変動電場観測網を加えることによって、太陽風擾乱エネルギーの赤道域までの流入過程や宙空域のグローバルな地球電磁場環境の変動、並びに地震の前兆電磁場放射変動などの観測研究を進展させるものであり、さらに、学内共同教育研究施設「宙空環境研究センター(仮称)」の中心的な観測研究のひとつである地上からの「宙空環境変動」モニターの役割を担うものです。
※宙空(ちゅうくう)
地表から約八万キロ上空までの地球磁場が支配する領域。
ヨーコソ九大へ |
三月十九日(月)、中国駐福岡総領事館の斉江総領事が杉岡総長を表敬訪問しました。
総領事の就任挨拶のために本学を訪れたもので、総長表敬の後、附属図書館の視察が行われました。
三月二十九日(木)、フランス大使館のアンドレ・シガノス文化参事官及びミシェル・イスラエル科学技術参事官が杉岡総長を表敬訪問しました。
両氏は、九州大学とフランスの大学間の交流の促進のために本学に訪れたものです。
三月三十日(金)、中国教育部高等教育司の林青副司書を団長とする中国教育行政官等訪日団一行十一名が杉岡総長を表敬訪問しました。
一行は、日中両国の相互理解と友好促進のために来日していたもので、総長表敬の後、学内施設の視察が行われました。
四月二十五日(水)、ミシガン大学のキャロル・デッカーマン国際交流部長が杉岡総長を表敬訪問しました。
九州大学との国際交流について協議するため本学を訪れたもので、総長表敬の後、短期留学コース(JTW)の授業参観や、同コースに参加しているミシガン大学学生との面談などが行われました。