大学の動き
シンポジウム・講義・調印
(つづき)
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二十一世紀の国立大学の役割を探る
「二十一世紀の国立大学の役割」を メインテーマに、政・財・官・学など各界 の方々から講演していただき意見交換 を行う連続シンポジウムが 、六月二十八日(木)の 北城恪太郎I B M アジア・ パシフィック・プレジデント兼日本 I BM (株)代表取締役会長の講演で ひとまず終了しました。二月に始まっ たこのシンポジウムは、総長、副学長、 部局長、評議員などが出席して行われ ました。
十七番目の講演者として登壇した 北城会長は、経済や社会のグローバル 化やインターネット革命の進む中で企 業はいかに変化せざるを得なかったか を具体的に説明しながら、企業が求め る人材や、大学に期待する教育や運営 について講演しました。

連続シンポジウム「21 世紀の国立大学の役割」
■開催日程
衆議院議員(前内閣府総括政務官)
開 催 日役 職 氏 名講 演 題 目
2 月28 日(水) 経済産業省 製造産業局次長増 田 優「知の世界」の拡大とアカデミアへの期待
中央青山監査法人業務開発本部 公会計部長中 元 文独立行政法人化への移行−国の研究機関等の事例に学ぶ−
3 月21 日(水) 三菱化学株式会社 顧問小野田 武社会に開かれ、社会と共に歩み、社会を先導する国立大学
日本銀行福岡支店長瀬 尾 純一郎21 世紀の国立大学の役割−経済分野の視点から
3 月31 日(土) 内閣官房・行政改革推進調整室齋 藤 健行政改革と国立大学の接点について
名古屋大学副学長奥 野 信 宏国立大学の法人格取得と名古屋大学での検討について
4 月 5 日(木) 福岡県知事麻 生 渡知の創造母体としての九州大学
京都橘女子大学学長(前立命館大学学長)大 南 正 瑛世界のなかの大学をめざして−国立大学に期待するも
4 月28 日(土)渡 辺 具 能科学技術政策と大学
5 月16 日(水) 日鉄技術情報センター顧問(九州大学外部評価委員会委員)冨 浦 梓産業ならびに学術における統合、融合と複合
法政大学総長清 成 忠 男21 世紀の大学
5 月19 日(土)衆議院議員(行政改革推進本部長)太 田 誠 一独立行政法人の考え方
6 日 7 日(木)九州・山口経済連合会副会長兼専務理事吉 田 清 治九州経済のポテンシャルと課題
6 月16 日(土)文部科学省高等教育局大学課長合 田 隆 史国立大学の構造改革
6 月23 日(土) 北九州市長末 吉 興 一地域が大学に期待するもの
経済産業省産業技術環境局大学連携推進課長堅 尾 和 夫産学連携の推進に向けて「21 世紀国立大学の役割」
6 月28 日(木) IBM アジア・パシフィック・プレジデント
兼日本アイ・ビー・エム株式会社代表取締役会長
北 城 恪太郎日本の大学の在り方−企業から大学への期待−


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芸工大との統合合意書に調印
九州大学の杉岡総長と九州芸 術工科大学の吉田将(よしだ すすむ)学長は、七月十七 日(火)、両大学の統合に 関する「合意書」と「覚書」に 調印しました。
今年の二月二十日、両 大学は統合について検討を開始することを発表しま したが、その後それぞれの大学の検討 委員会で検討を進め、この日統合に向 けた学内合意が得られたとして調印 の運びとなりました。
「覚書」によれば、統合後の大学の 名称は「九州の地にある総合大学とし てふさわしい名称」と し、「芸術工学分野の基本的な教育研究活動の場は、 当分の間、現キャンパス」、また統合の 時期は「平成十五年十月を目途」と しています。
これからは、両大学合同で統合協議 会を設置して統合に関する必要事項 の検討を開始します。調印後の記者 発表で、杉岡総長と吉田学長は 、「お互いに教育研究両面で大きなメリット があるとの判断に基づく統合であり、 具体的に詰めていきたい。」と話しま した。


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