大 学 の 動 き

統合・イベント

統合後は「九州大学」として

 八月二十一日(火)、第一回九州大学・九州芸術工科大学統合協議会が開催されました。協議会の委員は両大学から選ばれた二十七名で、七月十七日に取り交わされた統合に関する「合意書」と「覚書」に基づき、統合に関する重要事項並びに今後の運営などについて協議します。両大学合同での初めての協議となったこの日は、次のようなことが確認されました。

 今後協議会は、十月の中間報告、来年夏の概算要求を視野に入れて、両大学のキャンパスで交互に開催されます。

オープンキャンパスに九千人

 七月二十六(木)、二十七(金)の両日開催された平成十三年度九州大学説明会に、広島、山口及び九州沖縄各県から百三校、約九千人の高校生が参加しました。

 二十六日は文学部、教育学部、法学部、経済学部の概要説明や模擬授業などが箱崎キャンパスで行われ、午前十時から開催された文学部概要説明では、会場となった五十周年記念講堂は制服の白でいっぱいになりました。二十七日は、理学部、工学部、農学部が箱崎キャンパスで、医学部、歯学部、薬学部が病院地区キャンパスで学部企画を開催しました。

 また、両日箱崎キャンパスのアドミッションセンターでは、二十一世紀プログラムの学生たちが中心となって「先輩や先生と語ろう」を開催。絶えず訪れる後輩たちへの対応に追われていました。(写真)

 二十六日は、五十周年記念講堂で「高校生との対話集会 総長と語ろう」が開催され、壇上の各県代表やフロアの参加学生からの真剣な質問に、杉岡総長と柴田副学長が丁寧に答えていました。

(対話抜粋)

川辺高校(鹿児島県)小森秀光さん
「週休二日制になるのに入試は五教科七科目に負担が増えます。このことについての大学の見解を。」
杉岡総長
「これからは専門だけでなく幅広い知識が必要になる。大学で学習を進めるための基礎知識を見るのに、入試での五教科七科目は最低限必要なのです。高校で、そういう必要科目をちゃんと勉強してきてください。」
上野丘高校(大分県)芝尾明香さん
「私はまだ進路を決めていません。大学は自分探しの場所と言われますが、自分を見つけられる大学生活とはどのようなものでしょうか。」
杉岡総長
「いい質問です。私はあまり早く進路を決めてしまうことにはちょっと疑問を感じています。自分がやりたい色々なことに積極的に取り組むうちに、きっと答えは見つかるはずです。あなたのような方には、ぜひ九州大学の二十一世紀プログラムに挑戦していただきたいと思います。」
熊本高校(熊本県)坂本大介さん
「大学院重点化で、学部の教育は大丈夫なのですか。」
杉岡総長
「それは逆です。大学院重点化で、より充実した大学院教育を実現するために、将来研究者としての十分な力をつけていただくためにも、充実した学部教育が必要だと認識しています。」

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