特集 歓迎 新九州大学生! 「九大人」からのメッセージ


中山 幸

(なかやま みゆき)
法学部4年(当時)。平成12年、授業料不徴収と単位互換を原則に1年間交換留学を行う九州大学の派遣留学制度で、アメリカ合衆国のライス大学へ留学。また、外国の学部学生を1年間受け入れて英語で講義する短期留学プログラム(JTW)学生の勉強や生活をサポートするチューターも経験。

 どこの国に留学しようと、外国に行けば、文化の違いなど学ぶことはたくさんあります。本当に様々な考えを持った人がいます。留学先でいろんな人に会ってほしいと思います。それは、自分には大いに意味のあることでした。
 友だちを作るには、言葉のハンディがあるわけですから、日本にいるときよりも努力して積極的に自分をアピールすることが大切です。分かってもらおうと働きかけて、興味を持ってもらう。いったん興味をもたれたら、いろんな人が話しかけてきてくれます。
 (「九大広報」第二十一号 シリーズ「九大人」から)


嶋田 和泉

(しまだ いずみ)
(株)福岡ドーム シーホークホテル&リゾート宴会営業部主任(平成3年法学部卒)。在学中はアルバイトで自活し、北京大学への留学も経験。

 今は交換留学制度やC&Cなど学生がチャレンジできる制度がたくさんあって本当に羨ましいですね。特に、入学した後、自分で計画を立てて学部を超えて学びながら専門を決めていくという二十一世紀プログラムは、私のときにあったら絶対挑戦しています。
 私は学生生活を送りながら「社会の人の役に立ちたい」「国際交流活動に貢献したい」と思い続けていました。それが、いろいろなことを経て、思っていたのとは少し違う形でですが、今実現できていると思います。やりたいことがあれば、それを思い続けて、アンテナを張り行動していけば、必ずきっかけや運をつかむことができるのではないでしょうか。
 (「九大広報」第二十二号 シリーズ「九大人」から)


伊藤 早苗

(いとう さなえ)
応用力学研究所教授。専門はプラズマ物理学・核融合理論。仁科記念賞、フンボルト賞など受賞多数。

 頼れるのは自分だけだと、本当にそう思っています。誰も助けてくれない、ならば、そこに安住することなく、好奇心を失わず、できそうも無いことにチャレンジして、自分を可能な限り向上させるしかないではありませんか。
 学生には「限りない向上心を持ちなさい」「手を抜くな」「自分を磨け」と言っています。理論物理という学問は、美の追求みたいなところがあるのですが、エレガントなものは決してエレガントには生み出せません。どんな偉い先生も、泥臭い計算を何万回も積み上げて、そのうち一つからエレガントなものが出てくるのです。
 (「九大広報」第二十二号 シリーズ「九大人」から)


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