サークル紹介

能楽部
主務:中富 満城
 能楽は約600年前に世阿弥が大成し、「日本のオペラ」とも称される総合芸術です。大衆演劇の要素を持つ歌舞伎と比べて能楽はより抽象性・精神性が強く、ユネスコの世界文化遺産にも指定されました。こう書くとなんだか敷居が高そうですが、決してそんな事はありません。一度でも観ればたちまち囃子の音色と謡(うたい)のリズムと舞の華麗さのトリコになることでしょう。
 九大能楽部は西南大・筑女・福教大と共に福岡四大学能楽部を結成し、一緒に活動しています。お稽古は観世流能楽師の森本哲郎先生にご指導頂いています。お稽古は基本的に月・木の週2回でお稽古場所は森本先生のご自宅(警固)、アクロス福岡(天神)、九大三畏閣(箱崎)です。土・日に大濠公園能楽堂などで観能したり公演のお手伝いをしたりすることもあります。
 主に謡曲と仕舞をお稽古していますが、希望者は更に囃子(笛・大鼓・小鼓・太鼓)や狂言を習う事もできます。現在はほとんどの部員が通常の部活に加えて囃子または狂言も習いに行っています。九州学生能楽連盟大会(6月)や福岡四大学能楽部自演会(11月)など年に数回お客さんの前で演じる機会があり、日頃のお稽古の成果を発揮できます。他大学との交流も盛んで、特に長崎大学能楽部とはお互いの自演会に賛助出演したり久住で合同合宿したりしています。
 お能は一生続けられる趣味であるというのも魅力の一つです。能楽部のある大学は全国でも限られていますから、九大でお能を習えるというのは非常にラッキーだと思います。九大能楽部では随時部員を募集しています。学年・性別は問いません。大学院生でもOKです。入部時は全員初心者ですから経験の有無は心配要りません。見学大歓迎ですので、入部するしないはともかくまずは気軽に見学に来てみませんか?詳しくは下記のホームページをご覧下さい。
(なかとみ みつしろ 歯学部6年)
http://rcweb.rc.kyushu-u.ac.jp/~noh/
馬術部
主務:太田 弘己
 「馬術」はおそらくほとんどの方にとって、あまり馴染みがない協議だと思います。馬術というよりも、馬に乗った経験がある方も少ないのではないでしょうか。私たち馬術部部員のほとんどは、大学から馬に乗り始めた初心者です。「馬に乗る」というのは周りから見ているとそれほどきつくないように見えるかもしれませんが、実際乗ってみると、とても体力を使うことが分かります。と言っても慣れてしまえばたいしたことはなく、誰でも乗馬の楽しさを十分に味わうことができるはずです。また馬術は人だけでなく馬も主役の競技なので、馬とのコミュニケーションをとることも非常に大切なことです。そういった普段からの馬とのふれあいも乗馬の魅力の一つだと言えます。
 馬術競技は大きく「馬場馬術競技」と「障害飛越競技」の二つに分けることができます。馬場馬術競技は、決められたスペースの中で決められた乗り方をするというもので、華やかさといったものはあまりないのですが、馬に決められた動きをさせるという高い技術が求められる競技だと言えます。障害飛越競技はその名の通り障害物を決められた順番で飛ぶ競技で、馬術というとこちらを想像する方が多いと思います。馬が障害を飛ぶ姿はとても美しく見ている人をひきつけるものがあります。機会があれば一度ご覧になって下さい。
 私たち九州大学馬術部は大変伝統のある部であり、全国大会にも出場し、先輩方が素晴らしい成績を残していかれました。練習は週に6日あり毎日楽しく馬に乗っています。屋外競技で相手が動物ということもあり、なかなかうまくいかないことも多いですが、現在も次の大会に向けて練習に励んでいます。練習場所は大学付属農場の中の馬場で行っています。これを見て少しでも馬術に興味を持たれた方がいらっしゃるなら嬉しく思います。ぜひ一度九大馬術部に遊びに来て下さい。
(おおた ひろみ 経済学部1年)


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