「サッカーフィールド」わきでパソコンに向かう本村君
最初はすごいなと思いましたが、 携わっているうちに、すでにある技術の、 特別でないものの組み合わせだという ことが分かってきました。 (工学府2年 安田君)

本村 暁(もとむら あきら)
システム情報科学府
知能システム学専攻一年

Q
邪魔してすみません。サッカーをするロ ボットを作ろうなんて、とんでもなく難 しくないですか?

A :
難しいです(笑)。

Q
あなたの担当を教えてください。

A :
工学部電気情報工学科四年生のとき からロボットを動かすソフト作りを担当 しています。ロボットの動きは、コンピ ューターのプログラムによって制御され ているのですが、全体では相当な量のプ ログラムになります。

Q
ロボットには、コート内の出来事が見え ているのですか?

A :
ロボットの頭についているカメラで 見ています。入ってきたデータを画像処 理で色分けして、特定の色で敵を認識さ せます。そうやって認識した敵を回避す るプログラム作りには、集中してやって 約一カ月かかりましたが、実行して思い どおり動いたときの感動は大きいです。 でも、まず動かすのが大変で、少しずつ 改良を重ねてきました。

Q
ロボットに打ち込んだ生活ですが、本番 が待ち遠しいですね。

A :
ここのところずっとこればっかりや っています。地元開催でプレッシャーも ありますが、何とか頑張りたいと思って います。

加藤 誠章(かとう もとき)
工学府 知能機械システム専攻一年

Q
あなたの担当は?

A :
ゴールキーパーです。

Q
責任重大ですね。

A :
動きの基本は、前から来るボールの ブロックになりますが、ボールが外に出 たときの守り方が難しく、自己位置同定 といってフィールド内での自分の位置を 的確に認識させる必要があります。

Q
大変難しそうですが、ロボットの動きを 良くするため、実際のサッカーの試合を 見て研究するというようなことがありま すか。

A :
元々サッカーが好きなので、それは ありません。まあロボットだけやってい ればいいということならば、面白いしそ う大変でもないのでしょうが、授業が始 まって、大学の勉強とロボット作りをど うやって両立させようかと、いろいろ工 夫しながらやっています。

Q
加藤さんは、いつからこのプロジェクト をやっていますか。入るとき、相当時間 を取られるということで、迷いはありま せんでしたか。

A :
昨年の十二月頃に誘われて入ったの ですが、興味があったので時間を取られ ることはそう気にはなりませんでした。 僕は工学府の機械系で、授業ではロボッ トとは直接関係ないことを勉強していま すが、今はロボカップ中心の生活になっ ていますね(笑)。


ゴール前に座り込んで作業中の加藤君


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