国際交流
2.

梶山総長
マヒドン大学協定調印

薬学研究院教授 内海 英雄

 本年8月2日11時に、マヒドン大学のサラヤキャンパスにおい て、「九州大学とマヒドン大学との大学間国際学術交流協定」 ならびに「学生交流に関わる覚書」が締結されました。急な日 程の設定でしたが、本学からは梶山千里総長、姫野勝薬学研究 院長、川原弘一秘書掛長ならびに小生が出席し、マヒドン大学 からもPornchai Matangkasombut総長をはじめ、全ての副学 長、学部長が一堂に介し、大変厳粛な雰囲気のもと調印式が執 り行われました。調印式を通じ、本協定に対するマヒドン大学 の誠意と意気込みが強く感じられました。
  マヒドン大学についてはKyudai News 7号のPartnershipで 紹介していますが、タイ最古の医学系大学として1889年に設立 されました。数年前に、バンコックから20km離れたサラヤキ ャンパスに本部ならびに多くの学部が移転し、現在では14学部 と7研究所、6センターを有し、教官2800名、学部学生12000名、 大学院生7500名が在籍しており、九州大学とほぼ同じ規模なら びに歴史を持っています。調印式の後、この新キャンパスを案 内していただき、元岡移転を控えた本学にとっても大いに参考 になりました。本年10月には押川教授を団長としてキャンパス 視察が行われます。
  夕方はチュラロンコン大学総長も加わって会食しましたが、 丁度、タイ政府からの大学交付金申請に対するヒアリングの最 中で、決定を目前に控え携帯電話で大臣とやり取りするなど、 両総長の顔には張り詰めたものがありました。梶山総長も独立 法人化後の大学運営に直接関わる内容だけに、興味をもたれ話 が弾んでいました。
  僅か一泊の旅で30時間ほどの滞在でしたが、この間、梶山総 長はチュラロンコン大学、タマサート大学も訪問され、寸暇を 惜しんでアジアの拠点校として精力的に行動され、同行者とし てまさに驚愕の至りでした。

(うつみひでお 機能分子解析学)



歓談する(左から)梶山総長、Pornchai 総長と奥様であるOraphan 前薬学部長。


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