サークル紹介

文芸部

 私たち文芸部は、定期的に文集を作り、そのそれぞれの作品に対してみんなで合評しあうというのが主な活動内容です。文集の内容は、長編小説、短編小説、詩、エッセイなど幅広く、個人の好きな作品を書く又は描くことができます。

 定期文集には、新歓文集、新入生文集、初夏文集、夏休み突入文集、秋休み文集、クリスマス文集、追い出し文集があり、それぞれに編集長を選び(基本的に一年生から)、〆切日と製本日を決定します。部員はその〆切日を目指して作品を書いていくことになります。そしてその出来上がった作品たちは一冊の本となり、文集が出来上がるのです。その日以降は、基本的に土日の朝十時から夕方にかけて作品の合評会が行われます。褒めることもあればもちろん厳しい指摘をすることもあるハイレベルな、しかし時にはお茶目な笑いの入り混じる合 評会です。厳しいコメントも、それは作者さんのこれからの技術向上を願っての愛の鞭だと思えばそんなに苦ではありません。

 他にも、テーマ文集(ふいに誰かがテーマを不定期に発表し、それに合った作品を書く)、即興詩人(とある人が突然テーマを言 い出し、その場で詩を書く)、即興小説(即興詩人の小説版)など、活動は様々です。

 月に一回、休みの日に部員を集めて定例部会が開かれます。ここで、部員のみんなが元気であることを再確認します。この他にも、誰かがしたいと言えばすぐに開かれるコンパ、夏休みの夏合宿、一致団結の学祭などがあり、一年間を有意義に過ごすことができます。

 文芸部の一番の自慢は先輩後輩の仲がかなりよいことです。院生の方や会社員をしているOBの方も顔を出しに来てくれるので、部活動以外に、勉強面、社会面などでも相談できる良き楽しき部なのです。部員のみんなは充実しながら日々を過ごします。興味を持たれた方は是非部室へお越しください。

有村 和晃(ありむら かずあき)
経済学部経済経営学科一年

硬式ソフトボール部

 我々九大硬式ソフトボール部は、昭和五三年に創部し、百四十人以上のOBの方々を輩出してきました。ソフトボールというと、五輪で活躍した日本女子代表や、おじさんの早朝ソフトボールを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、当部は個々の技術のレベルアップ、チームワークの向上等を目標として、日々練習を行っています。

 部員数は十二人とそれ程多くなく、大学から始めた初心者も多くいるため、互いに協力しあって取り組んでいます。練習は田島寮グラウンドを使って行っているのですが、同グラウンドは水はけが非常に悪く、雑草が生い茂り、整備に悪戦苦闘しています。しかし、このような悪環境下でも、整備の行き届いた私大のチームに勝つことができるということが、スポーツの面白さだと思います。

 出場する主な公式戦としては、五月と十月に行われる九州大会、五月と十一月に福岡市内の六つの大学(福岡大、九州産業大、第一経済大、福岡工業大、西南学院大)が参加して開催される福岡六大学リーグ戦などがあります。前者の九州大会は、毎年、鹿児島や熊本等九州各地で開催されており、勝ち上がると、八月に行われる西日本大会に出場することができます。一方、福岡六大学リーグ戦は、春季は新チーム初の公式戦として、秋季は三年生の最後の公式戦として、共に大切な試合と位置付けています。これらの大会の結果等は、当部のホームページに掲載されていますので、機会があればぜひご覧ください。

 男子ソフトボールは、野球を凌ぐスピードがあり、女子ソフトボールを上回るパワーを持つ、魅力あるスポーツです。私たちは、多くの人にこの競技の魅力を感じて欲しいと思っています。(P・S・現在部員募集中です、見学大歓迎!)

川上 健太(かわかみ けんた)
理学部物理学科三年
ホームページ: http://rcweb.rc.kyushu-u.ac.jp/~softball/index.html

洋弓部

 こんにちは。九州大学洋弓部です。洋弓 部は今年創部二十五周年を迎え、部員も四 十人を超える大きな部へと発展しました。 皆さん、アーチェリーというスポーツをご 存知ですか。アーチェリーとは、弓で前方 にある的をめがけて矢を飛ばし、的に当っ た場所の点数の合計点を競う競技です。練 習は主に月、水、土曜の週三日行い、これ とは別に個人個人で自主練を行っておりま す。そして、年に数回ある試合に向けて 日々頑張っています。これらの試合のほと んどは全国大会につながっており、毎年九 州大学洋弓部からも数名全国大会に駒を進 めています。

 私達洋弓部は部員のほとんどが大学から 始めた初心者です。高校でアーチェリー部 があるところはあまりないので、他のスポ ーツと比べて大学から始めても上を狙いや すいという特徴があります。また、アーチ ェリー自体もコツさえつかめばメキメキと 上達していきます。実際に大学から始めて 全国大会で上位を収めている選手もいます。 私達も経験者と同じフィールドで戦って勝 つことができるのです。一度はスポーツで 好成績を収めたいと思ったことがあります よね。アーチェリーはこれが達成できるス ポーツだと思います。部員のほとんどが高 校時代はスポーツをしていません。中には、 今までスポーツの経験がなかった人さえい ます。そう、アーチェリーは他のスポーツ と比べて身体能力を問われません。今まで スポーツとは縁がなかったという人、是非 一度やってみませんか。そして、もし九大 に入学したならば、洋弓部に足を運んでみ てください。

 私たちは箱崎の九大の文系キャンパスに ある射場で練習しています。場所は分かり にくいかもしれませんが、国道三号線沿い ですので案外発見しやすいでしょう。興味 のある方は三号線から見れば実際の練習風 景を見ることができますので、通りかかっ たときにでも見てください。そして、是非 洋弓部に入部したい、体験したいという人 は六本松キャンパスにある部室か、箱崎キ ャンパスにある射場に来てください。お待 ちしております。

船元健太(ふなもと けんた)
工学部エネルギー科学科三年

水泳部

 一昨年、福岡で世界水泳選手権が開催さ れ大変盛り上がった。オーストラリアのイ アン・ソープ選手を知っている人も多いだ ろう。水泳は日本人が世界記録を持ってい る数少ない競技である。なぜ、欧米人に体 格で劣る日本人が世界記録を出せるのだろ うか?それは水泳が筋力などよりも、テク ニックを必要とするスポーツだからである。 そのため水泳の速い・遅いに運動能力はあ まり関係がなく、努力すれば誰でも速く泳 ぐことができるし、大学から初心者で始め ても速くなることができる。

 私たち九州大学水泳部は九州国公立大会 で九連覇を成し遂げたこともある、伝統あ るクラブである。近年は低迷が続いていた が、今年の大会では三位入賞を果たした。 しかし三位というのは二つの大学に負ける ということ。決して満足のできる順位では ない。来年こそは今年できなかった優勝を するために、日々練習に励んでいる。これ は決して容易なことではないだろう。しか し、私たちは努力を重ねれば必ず優勝でき ると信じている。

 私たちの好きな二つの言葉がある。「誰だ って調子の良いときは大きな顔をしていら れる。でも、本当に強いやつは不調のどん 底から這い上がってきた人たちだと思う。」 「負けるとはどういうことか?それは勉強以 外の何物でもない。次にはもっと強くなる ための一つのステップにすぎない。」今、私 たちは近年の低迷から這い上がり、今年の 敗北をステップとして、本当に強いやつに なろうとしている。再び黄金時代を築くた めには、君たちの力が必要だ。長いようで 短い大学生活、文武両道を極めてみない か?本気で努力した者だけが流せる、感動 と喜びの涙を流してみないか?時にはつら いこともあるだろう。だが、それを乗り越 え勝ったときの喜びは、涙が出る程すばら しい!プールで待ってます。

柄谷 佑樹(からや ゆうき)
工学部地球環境工学科二年

ラグビー部

 我々九州大学ラグビー部はラグビーをし ています。そのラグビー部の紹介をしてい きたいと思います。

 合宿に対してのトレーニングは、合宿の約一カ月前から週二.三回の割合でやっています。登山に行く人は南公園に行ったり宝満山に上ったり、自転車の人は油山に登ったり、志賀島に行ったり、虹ノ松原に行ったりしています。登山にしても自転車にしても、車や電車などの旅行では味わえないような楽しみがあり、それを目的として活動しています。

 九州大学ラグビー部は二〇〇五年には八 十周年を迎える日本でも有数の歴史を誇る ラグビー部です。九州学生リーグの発足以 来ずっと一部で健闘してきました。

 しかし、平成九年に二部リーグ落ちして からは坂道を転がるように転落し平成十一 年には、ついに県リーグ(三部リーグ)落 ちしてしまいました。

 しかし、昨年、体制を建て直して福岡県 リーグを全勝で通過し、二部との入れ替え 戦出場権をかけた九州地区対抗戦で優勝。 その後、入れ替え戦も勝利し二部リーグに 上がりました。同時に東京大学、広島大学、 九州工業大学、京都大学との定期戦に勝利 し、公式戦全勝という素晴らしい結果を残 しました。

 しかし我々はそれに満足することなく、 まずは「九州学生一部リーグ復帰」そして その先の「大学選手権出場」を目標に日々、 練習をしています。そして今年は九州学生 一部リーグ復帰を目標に、リーグ戦を戦っ ています。

 貝塚のグラウンドで楽しく練習しています。 部活動だからといって拘束されることもあ りません。一年のうち四ヶ月近くがシーズ ンオフだし、日頃の練習も二時間程度です。 だからバイトもできるし、勉強もできるし、 何でもできます。ラグビーに打ち込むこと で、かえって他の活動にもはりがでてより 充実したものになっています。 そんな九州大学ラグビー部は現在男子部 員二十八人、女子マネージャー七人、監督 の計三十六人で活動しています。週に五日、

 今の生活に物足りなさを感じている人、 何かに打ち込みたいと思っている人、深夜 に放送されている某テレビドラマを見てラ グビーに興味をもっている人、よかったら 一緒にラグビーしてみませんか?ひとつの 目標に向かってみんなで努力することは、 素晴らしいものだと思いますよ。

長谷川 毅(はせがわ つよし)
工学部エネルギー科学科三年

ラクロス同好会男子

 私たち、九州大学男子ラクロス同好会は、 創部八年、現在部員数三十四名、マネージ ャー四名のチームで、毎年開催される九州 ラクロスリーグ戦で優勝するべく、そして さらにその上の全日本選手権に初出場する べく日々練習を重ね精進しております。努 力の甲斐あって、今年二〇〇二年九州ラク ロスリーグ戦では予選を2位で通過、見事 決勝進出を果たすことができました。現在 九州制覇に向けて大いに盛り上がっている ところです。

 これまでの主な実績としては、二〇〇〇 年リーグ戦準優勝、二〇〇一年鳥栖カップ 優勝などです。ラクロスは大学から始める スポーツとして有名です。努力次第でどん どん伸びていきます。そして何よりこんな におもしろくて新感覚なスポーツはありま せん。また女子との交流や他大学との交流 も盛んです。是非ともラクロス同好会をよ ろしくお願い致します。

田中 孝作(たなか こうさく)
経済学部経済・経営学科二年

弓道部

 いきなりですが、みなさん「弓道」につ いてどのくらい知っていますか? 弓道と は、二メートル以上ある弓を使い、それを 体いっぱいに引いて矢を飛ばし、二十八メ ートル先にある直径三十六センチの的を射 抜く競技です。また、胴着・袴を着用し、 礼儀・作法にのっとって行われます。弓道 の持つ良い所としては、他のスポーツと違 い、あまり疲れることがなくほとんど怪我 もしないので、老若男女を問わずみんな同 じ立場で楽しめることや、メンタル面が大 きく影響する競技なので精神力を養うこと ができること、などが挙げられます。

 …とまぁ、こむずかしいことをいろいろ 書いてきましたが、私たち九大弓道部の部 員たちはとりあえず弓道大好きな人たちの 集まりで、総勢四十名程度で男女・学年問 わず毎日楽しく、そして熱心に弓を引いて います! 今年の四月に弓道場が新築され たばかりで、環境的にも最高です! 最近 の団体の戦績としては、男子が夏の九州イ ンカレで三位、秋の九州学生選手権で準優 勝、女子においても去年・おととしの国立 七大学定期戦で優勝・準優勝を果たすなど、 着実に力をつけてきています。また、わが 部は正射を旨として練習しており、試合で 優秀射技賞を頂くなど、射型・作法にも定 評があります。もちろんこれからもチーム 一丸となって、より上を目指して頑張って いくつもりです。

 最後に、これを見て少しでも弓道に興味 をもったあなたは、とりあえず弓道場まで 足を運んで実際にどんなものか見てくださ い。新入部員はいつでも歓迎です!(基礎 から指導するので初心者の人も全く心配い りません!)

山口 耕生(やまぐち こうせい)
工学部エネルギー科学科三年

応援団

 当団の構成はリーダー部(高校野球など で見られる学ランを着て演舞をする人)の 他チアリーダー部(かわいいユニフォーム を着て、ポンポンをもって踊る人)、吹奏部 (トランペット等の楽器で応援曲を吹く人) の三部構成となっています。近年増加傾向 にある、女性でリーダーをする団員もいま す。応援団というと「きつそう」「厳しそう」 など、マイナスのイメージをお持ちの方が 多いと思われますが、そんなことは一切無 く、やる気さえあれば男女どなたでもこな せます

 活動は、春季・秋季の野球応援や体育会 系サークルの応援の他、七大戦をメインと して応援活動を行っています。七大戦とは、 東大、京大など七つの旧帝国大学にある二 十種目余りある部活同士での対抗戦のこと です。今年は仙台の東北大学で行われまし た。応援団も七大学全て仙台に集結し、各 競技の応援を行い、毎夜各大学合同でコン パが行われました。各大学色々な伝統や、 演舞の違い(例えば、北大はボロ羽織を着 る、髪を二年間切らない、東大のエビゾリ など)が見られ、すごく楽しいです。手段 は違えど同じ目的の為に頑張っているとい うことでかなり大学間で仲良くなります。

 応援に関しては野球、アメフト、バスケ、 バレー、弓道、アイスホッケーなど多岐に 渡ります。今年の硬式野球春季リーグでは、 福岡ドームで応援をしました。また、以前 アメフトがリーグで勝ち進んだときは、東 京ドームでも応援しました。そのときは対 戦相手が東北大だった為、応援合戦もでき 試合後は東大応援部も呼んで三大学で親交 を深められ、とてもいい思い出となりまし た。

 このように楽しく交流の持てる部ですの で、自分の母校に少しでも愛着を持つ人、 全国に友人を多く作りたい人など、是非一 度見学に来て見てください。

団長 指山和巳(さしやまかずみ)
医療技術短期大学部診療放射線技術学科
ホームページ:http://rcweb.rc.kyushu-u.ac.jp/~ouendan/

山岳部

 ひとつの山を登るにも様々なルートがあ って、普通は予め整備され踏みならされた 道を登ることを想像するのですが、それを 敢えて別の道、岩や沢・藪・雪の中にルー トを取ることが私たちの活動であります。そのような「道」をたどる事が楽しみのひ とつなのですが、勿論その代償として「危 険」がついてくるのは当然のことでしょう。 普段の生活の中で突然、床が抜けたり、上 からものが落ちてきたりといった事はあま りないでしょうし、そのようなことを心配 すること自体「杞憂」なことですが、私た ちの活動領域においてはそのことに対して 常に注意を払うことが求められています (と言っても常にそのような危機に見舞われ るというわけではないのですが)。起こりう る事態を計画段階から予測しそれに備えな ければならないという点で、登山は手足と 「頭」を使って登るものだと思います。

 私たちの活動は日本アルプスにおける 夏・冬・春山合宿を中心として、時々阿蘇 など九州の山に登ります。週末は宝満山、 糸島の野北海岸に出かけて登攀(岩登り) を中心に行っています。岩登りをどう捉え るか、というのは未体験の人にはなかなか 分かりづらいことですが、部員の中でも各 自捉え方が違って、それ自身をスポーツと して楽しんでいる人もいます。ただ冬・春 の雪山にしてもそうなのですが、登りきっ たときに感じるのは「征服した」という気 持ちではなく、率直に「怖かった」「無事で よかった」という安堵を感じることが多い ように思えます。達成感は安全圏に入って から感じるものです。

 このような私たちの活動について家族や 友人から理解を得づらいことも多少ありま すが、学生のうちに様々な考え方・経験が あってもいいのではないでしょうか。

船越 陽(ふなこし あきら)
文学部史学科三年

〈お詫びと訂正〉
前号、「九大広報」第27号28ペー ジのサークル紹介で、「硬式野球部」 と「軟式野球部」の写真が入れ替 わって掲載されていました。訂正 してお詫びいたします。


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