大学のサークル活動とは

剣道部女子主将 北岡 咲

一生懸命になれるものがあるということ

 他の旧七帝国大学(北海道大学、東北大学、東京大学、京都大学、名古屋大学、大阪大学)にくらべ、九州大学の部活動はあまり盛んではありません。九大生の傾向として部活動に所属する人が少ないように思います。大学は勉学するところであって、部活動など……という考えもあると思いますが、部活動に所属することで、大学生活がよりいっそう充実したものになると思います。

 九州大学剣道部は一日二時間、週に六日練習していて、他のサークルに比べ活動は盛んです。女子部員は少ないので、男子と一緒に練習しています。部員のほとんどが授業→部活動→バイトの生活サイクルで、忙しいですが毎日をダラダラと過ごすことなく充実した生活を送っています。何もサークル活動をしていない友人から「頑張って取り組めて、一生懸命になれるものがあっていいね」と言われ、自分では思いもしなかったことだけに、一生懸命になれるものがあるということは恵まれているということなのかなと思ったことがあります。大学生活の中で、これは頑張ったんだ、と胸を張って言えるものがあることは自信につながっていくと思います。「これだけきついことしたのだから、ある程度のことがあっても乗り越えられる」とよく考えたりと、精神的な面でもプラスになっています。

 そして勉学との両立について、わたしは部活動をしているから単位が取れない、というのは言い訳に過ぎないと思います。勉学と部活動の両立は可能です。実際、女子部員は皆成績優秀ですし、毎日練習にも参加して、よい戦績も残しています。練習はきつく、苦しい時もありますが、部員の仲間とは「苦難を一緒に乗り越えた」という強い連帯感が感じられ、一致団結しています。

全日本女子学生剣道優勝大会出場時の記念写真。前列中央は監督の中島邦彦工学研究院助教授、
後列右は部長の江崎哲郎工学研究院教授。

「社会」を学ぶ
大学のサークル活動

メーン!箱崎地区の体育館に北岡さんたちの声が響く。

 また、苦しいことばかりでなく、部に所属していなければ経験できない様な楽しいことも沢山あります。九大のそれぞれの部は歴史も長く、多くのOBの先輩方がいます。部に所属することで、OBの先輩方と交流する機会があり、様々な職業に就かれている先輩方から貴重なお話を聴くことができます。体育会系は上下関係などが厳しいですが、特に剣道では礼儀を重んじる上で、学ぶところが多くあり、剣道部で学んだことは社会に出てからも様々な方面で活かすことができると思います。

 わたしは大学に入るまでも部活動をしてきましたが、大学のサークル活動 は、高校までの部活動に比べ「社会性」が強いように感じました。活動の運営はほとんど学生に任せられていて、そのため責任が求められます。そのような中で、先輩方に御指導を受けながら、社会的な面を学びました。

 わたしは大学に入学した当初はサークル活動をするつもりはなかったのですが、今では剣道部に所属して本当に良かったと思っています。剣道部に所属して、多くのことを学び、体験し、自分自身が成長できたと実感しています。高校生の皆さんには大学でサークル活動をすることをお勧めします。大学生活が充実したものになることはもちろん、きっと自分のためになる何かを得ることができるはずです。

(きたおか さき 農学部四年)

前のページ ページTOPへ 次のページ
インデックスへ