自己の限界に挑戦し、学生の文化に転換する
MyChallenge
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多国籍なメンバーで活動しています:活動発表会にて。 |
MyChallengeもTalk&Teaに参加しています。また、学生の自由な研究やプロジェクトを大学が助成金などで援助する「チャレンジ&クリエイション(C&C)プロジェクト2003」に採択され、その活動が評価されて総長賞(最優秀賞)を受賞しました。
MyChallenge 広報担当
岩田基範(システム情報科学府知能システム学専攻修士1年)
みなさん、こんにちは。私たち、MyChallenge(マイチャレンジ)は2002年10月にスタートしたサークルです。学内外でボランティア活動をしています。昼休みに学内清掃をしているので見かけたことのある人もいるかもしれませんね。今回は私たちのビジョン・活動内容などをお伝えしたいと思います。
■奉仕活動により文化を転換
私たちのビジョンは“自己中心的な若者の文化の転換”、“ピースメーカーを作る”の二つです。最近は特に若者の中には公的意識をもって何かをするというよりは、どちらかというと自分のことだけ…という方向に流されやすい風潮ができてきているのではないかと思います。
私たちは奉仕活動において自分の限界にチャレンジすることにより得た経験で心が成長し、心の成長による家族的な人間関係の拡大が自己中心的な文化を変えるという信念のもと、ボランティア活動を行っています。ピースメーカーというのは、そのような若者の問題を自分のこととして捉え、主体的に解決に取り組む人であり、そのような輪を周りにも広げていける人のことを指します。
■内面の限界に挑戦
“MyChallenge”という名前には自分の限界にチャレンジしていこう!という意味が込められています。ここでいう限界にチャレンジ!というのは自分の偏見や価値観などといったより内面の限界、自分の意識の枠を越えたものへの挑戦を指しています。従って奉仕活動を私たちが限界にチャレンジしていく手段だと捉えています。ボランティアの文化を学内に作り、自然に互いを思いやれる関係、つまり家族的な関係を広げていこうと留学生も一緒になって頑張っています。
■私たちのプロジェクト
主なプロジェクトはHello CleaningとChari Aid(チャリエイド)の二つです。Hello Cleaningは昼休みの10分間を利用して行う学内清掃で、毎週月火木金:12:10〜20で、曜日毎に場所を変えて行っています。Chari Aidでは自転車のリサイクル販売を行っています。学内の放置自転車などを回収し、修理して、主に留学生に安く販売するというものです。新しい自転車には手がでないという留学生をサポートしています。得た収益は学生が海外への奉仕活動に参加する基金にしていこうと考えています。なのでこれから海外ボランティアにもチャレンジしていきます。
他にも学内の保育園でお手伝いをしたり、NGOの方の講演会を開いたり、活動報告やボランティアの合宿を行っています。どの活動についても一貫したビジョンのもとに取り組んでいます。
■一人一人がピースメーカーに
最初の動機は、ボランティアをしてみたかった、留学生と友達になりたいなど様々です。自分の限界に挑戦していく中で自分の限界って何なんだろうとみんなで真剣に考えるようになったり、留学生と共に過ごす中で違う人種の人も同じ人間として理解できるようになったり、前よりも明るくなれたという人もいて充実した経験ができているように思えます。留学生の中にも日本人を始め、色々な国の人と経験や文化について話す中で自分の世界、生き方が広がったと言っている人もいます。私たちの中では関心の範囲が世界に広がり、また日本にいること自体に感謝できる、自分のことで精一杯だった人がどうしたら相手が一番喜んでくれるかを考え始める、このような心の変化が起こっています。
このような経験を通して一人一人がピースメーカーとなって、周りも巻き込んでいきながら、自己中心的な文化を転換し、自分たちを高揚させ、希望や夢を持たせることが出来る新しい学生の文化を作っていきたいと思います。
URL:http//www.my-challe.com
E-mail:info@my-challe.com
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