実りある学生生活を送るためには、身体の健康と同様に、心の健康も大切です。
学生生活・修学相談室 常任相談員
高等教育総合開発研究センター 教授 吉良 安之  |
学生生活を
六本松キャンパスにある「学生生活・修学相談室」は、旧教養部制度下で行われていた学生相談活動を引き継いで、一九九八年に学内措置により設置された学生相談窓口です。副学長が室長を勤め（四月から教育担当の柴田副学長）、「常任相談員」（カウンセリングを専門とする高等教育総合開発研究センターの教員三名）、「相談員」（各学部・学府から二年任期で選出された教員、本年度は三十二名）が学生の相談を受けています。本相談室では、学生の健康の保持増進の業務を担う「健康科学センター」とは性質の異なる、一般の学生の修学上や学生生活上の問題に関するカウンセリング・ガイダンスを行っています。また、常任相談員は相談活動だけでなく、学生相談担当者の立場から全学教育の授業を担当しており、さらに、学生向けのグループワークやピア・アドバイザー（学部の先輩が後輩にアドバイスを行う）の運営も行っています。
相談の受付は六本松キャンパス本館一階にあり、常任相談員三名と受付事務職員一名が日常の相談業務を行っています。二〇〇三年度は二百六十人の学生が来室し、延べ千三百七十回のカウンセリング面接が行われました。学生の相談内容が学部・学府に固有の修学システムと関連する場合には、学部・学府の相談員に学生を紹介し面談を依頼しています。学生間に相談室の制度が周知されるようになるとともに、所属学部・学府の相談員に相談する学生も増え、二〇〇三年度の一年間に相談員が受けた相談件数は、百七十七件にのぼっています。
様々な相談内容
常任相談員のもとに来談する学生は、およそ、低年次（一〜二年）生が六十％、高年次（三年以上）生が二十五％、大学院生・研究生等が十五％です。相談内容はさまざまですが、代表的なものを以下にあげます。
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同性・異性の友人関係の悩みやトラブルの相談、対人関係が難しいと感じている学生の相談、アルバイトや部活等での悩みの相談、就職活動に伴う不安や葛藤等の相談、研究室の人間関係での不適応の相談、親との関係に関する相談、性格面に関する相談、強引な勧誘に関する相談、悪徳商法の被害の相談、事故や犯罪被害の相談、経済面の相談など。
履修の仕方の相談、再受験や転学部の相談、進路の悩みの相談、希望職種と所属学部学科との不適合の相談、心理的葛藤による不登校の相談（親からの相談を含む）、修学に意欲を持てず履修が進まない学生の相談、研究活動上の悩みや研究意欲減退の相談など。
最近の動向として、低年次学生だけでなく、高年次学生や大学院生からの相談も増えてきています。学生生活に迷いや悩みはつきものです。それに向き合ってじっくり自分のことを考えてみたいと思ったときは、ぜひ相談室を訪ねてみてください。担当学生のことでの教職員の方からの相談も受け付けていますので、先生方も必要な折はご連絡下さい。
■受付電話番号 092-726-4806
■ホームページ・アドレス http://cg.rc.kyushu-u.ac.jp/
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学生生活・修学相談室を利用したいときは・・ ●申込み方法 相談室受付（六本松キャンパス本館１F）に直接おいでください。電話で予約することもできます。スタッフの研究室を、直接訪ねても構いません。相談内容のプライバシーについては、十分な配慮をしています。 TEL: (092)726-4806（受付：直通）
●開室時間 |
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◎学生生活・修学相談室のホームページを開設しています。 常任相談員が、それぞれの活動やメッセージを載せていますので、是非ご覧ください。 URL: http://cg.rc.kyushu-u.ac.jp |
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また九州大学にはみなさんの心身の健康を増進・保持するためのサービスを提供する健康科学センターがあります。 健康科学センターでは、内科医・保健師による身体健康相談、カウンセラーによる学生相談・カウンセリング、精神科医による精神保健相談を行っています。
健康科学センターを利用したいときは・・
月曜日〜金曜日 9:00〜17:00 ※祝日および年末年始は休みです。
◎健康科学センターは、身体健康相談（内科医・保健師によるもの）や治療も行っています。 |
先生がいないこともありますので、