九大ラグビー部
創部八十周年記念行事
応用力学研究所教授
佐藤 浩之助
(ラグビー部 部長)

 本年、九大ラグビー部は創部八十周年を迎えました。一九二五年の創部とのことで、これはOBの方々と現役が一体となり、長年努力を積み重ねられた賜物と、心からお祝い申し上げる次第です。
 さて、これを記念して去る五月二十八日と二十九日に、記念行事が盛大に開催されました。二十八日の昼間には、東京地区・大阪地区から駆けつけた多くのOBが、福岡地区OBと三チームを編成して対抗戦を行い、昔の熱き思いをよみがえらせました。
 また、夕刻からは記念式典と祝賀会が開かれ、梶山総長・柳原副学長をはじめとする九大関係者、日本ラグビー協会、ならびに長年定期戦を続けている東大・京大のラグビー部関係者、九州一円のラグビー部関係者など大勢の方々が駆けつけて下さり、各年代のOB諸兄とあわせて二百数十名の大変盛り上がる会合となりました。式典では梶山総長が祝辞を述べられ、この中で、『汗をかくことの大切さ』、すなわち、昨今の大学における本格的な部活動の意義を強調されておられたのが印象的でした。
 翌二十九日には、釜山大ラグビー部を招待し、八十周年の記念試合として交流戦が行われました。幸い天候にも恵まれ、さわやかスポーツ広場(東区香椎浜)の芝生のグランドにて好試合が展開されました。結果は、前半リードの九大を、後半釜山大が猛反撃して追い上げたものの、最後は実力の差を見せて振り切るという展開でした。スコアは34-19(前半19-7、後半15-12)。
 試合後は、九大生協にてささやかなレセプションが開催され、両チームのメンバーが懇親を深めました。釜山大の趙監督も、「来年は釜山に来てほしいし、できれば交流を続けたいですね」と語ってくれました。九大としてもこのような地道な交流が、国際交流の一助となればと願うばかりです。
 創部八十周年記念行事には、『過去から未来へ』という副題がつけられておりました。ここ数年、ラグビー部は九州学生リーグでの一部昇格や定期戦全勝と力をつけてきましたが、八十周年を契機に、さらに躍進してもらいたいものだと願っております。
(さとう こうのすけ プラズマ物理学)

記念試合後の懇親会での両キャプテンによる記念品交換 ラグビー部創部80周年記念式典 ラグビー部創部80周年記念祝賀会における関係者(左より)因OB会会長、趙釜山大監督、梶山総長、佐藤九大部長、柳原副学長(国際交流担当理事)
創部80周年記念試合(釜山大との交流戦)の両チーム

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