ミシガン大での留学生活はいわゆる「交換留学生」としての生活ではありませんでした。世界各国からのフルタイムの留学生が多数いるため、私のような存在は特別なものではなく、身も心もミシガン生として生活することになりました。これは留学生としての特別なサポートが望めないという意味ではなく、ミシガン大の学生が与えられる全てのチャンスが私にも与えられるという、とてもポジティブな環境を意味します。留学初期には入学式からコースの選択、学生の課外活動等、一緒に入学したフレッシュマン達と共にミシガン大での生活をスタートさせます。勉学においては、とてもこなせないとも思える量のリーディングアサインメントに不平を口にしながらも、深夜まで友人たちと共に取り組んだりしました。異なるバックグラウンドをもつ友人達と話をするのはやはり刺激的なものでした。またデザインのクラスでは、十人の仲間達と実際のクライアントのための制作を行いました。連日のプレゼンや徹夜での作業は非常に大変でしたが、口論や失敗を越えて得た信頼関係と達成感はすばらしいものです。課外活動ではミシガン大学代表団の一人としてカナダで行われた模擬国連会議に参加したり、ノーム・チョムスキーやマイケル・ムーアなどの著名人の話を聞くことができたりとかけがえのない経験を得ることができました。一人のミシガン生としての生活は、私の世界を確実に広げてくれたと今断言できます。 ![]()
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