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1東京同窓会ビアパーティ開催される

 同窓会設立後第2回目に当たる、「平成17年度東京同窓会ビアパーティ」を8月25日6時より学士会館で開催しました。
 今回は出席予定者が210名に達し、盛大なパーティとなることが期待されていたものです。
 当日は台風11号が東京地方を直撃し、朝から強い雨が降っていましたので、果たして何人集まれるか心配していましたが、嵐を吹き飛ばすかのように、140名が出席、伊都新キャンパス誕生の幟を4 本立てた会場は活気に満ち、盛会になりました。九大同窓の心意気を感じました。
 近藤会長の挨拶に続き、九州大学より近藤会長に同窓会活動への感謝状が授与された後、このたび再選された梶山総長から10月1日の新キャンパス開校を中心に大学の現況についてのご報告を頂きました。
 経済学部同窓会東京支部荒木支部長の音頭による乾杯の後、大学からの来賓ご紹介に際し、早田理事・事務局長から、「大学事務局は同窓会活動を裏方として支援していく」との心強いご挨拶がありました。
 今回もアサヒビール池田社長から瓶ビール60本の寄贈があり、熱気に包まれて懇親が続く中、会場に居ることの歓びを感じさせる、各世代10名余の素晴らしいスピーチが会場を沸かせました。
 充実した時間が流れる中、今西理事・副学長より「東京同窓会の皆様へ」との力強いアッピールがあり、「松原に」を斉唱の後、薬学部橋本理事による閉会の辞と三本締めにより宴を閉じました。
 自見庄三郎元衆議院議員(医学部卒)、アサヒビール池田社長(今回、社用によりご欠席)からはご丁重な祝電を頂きました。
 また、高岩淡氏(経済29卒東映会長)からは話題作「男たちの大和」特別鑑賞券100 枚をプレゼントして頂きました。
 大学から「九大広報」40、41号、「東京同窓会会員登録者名簿」なども全員に配布されました。

■大学からの来賓
総長梶山 千里
理事(副学長)今西裕一郎(同窓会担当)
理事(事務局長)早田 憲治(東京オフィス所長兼務)
総務部長大槻 秀明(東京オフィス副所長兼務)
総務課長塩田 剛志
総務課鈴木 和久(同窓会連合会担当)
東京オフィス西山 霜紀
(東京同窓会事務局長 田坂 和義)


東京同窓会近藤会長左から塩田総務課長、早田理事、田坂東京同窓会事務局長、飛田帝京科学大学事務局長
歓談中の九大の同窓生。学士会館(千代田区神田)にて近藤会長(左)へ梶山総長から感謝状の贈呈

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2エコノミスト誌編集長来学・高樹のぶ子さん特任教授へ他

ビル・エモット氏(左)と梶山総長。事務局貴賓室で。
 平成17年10月5日(水)、英国エコノミスト誌の編集長で「日はまた沈む」など日本に関する著書でも知られるビル・エモット氏が、梶山総長を表敬訪問し、箱崎キャンパスで講演を行いました。
 また、夕刻からは、九州大学伊都キャンパス誕生記念シンポジウム「日本の未来、九州の未来」に出席し、約350人の聴衆を前に、麻生福岡県知事、石原JR 九州社長そして梶山九州大学総長と、産学連携や国際的地域連携、少子高齢化への対応などについて語り合いました。
芥川賞作家の高樹のぶ子さん
―九州大学特任教授へ
2005 / 09 / 27

 平成17年9月26日(月)、九州大学は、10月1日付けで福岡市在住の芥川賞作家で同賞選考委員でもある高樹のぶ子さんが、九州大学アジア総合政策センターのアジア現代文化研究部門の特任教授に就任することを発表しました。

 アジア総合政策センターは、既存の「アジア総合研究センター」を発展改組して、アジアの大衆文化(ポップカルチャー)にも十分着目しつつ、経済的な発展と国土の開発が進む現代アジアを総体的に捉え、政府、地方自治体、企業、市民社会に対して有益かつ有効な政策提言のできるアジアに関する新たなシンクタンク(知的拠点)として本年7月1日に設置されています。

 特任教授として就任する高樹のぶ子さんは、詰めかけた報道陣に対して「文学作品には、その国の様々な良質な情報が含まれている。そこに現れる特に個人の心の情報を私が受けとめ、創作者としてクリエイティブな形で投げ返す、心のキャッチボールができればと思う。学生だけではなく広く一般の方にもその成果を発信し、アジア理解を促進できる場を創りたい」と就任にあたっての抱負を述べました。

放送大学との単位互換協定締結
2005 / 08 / 09

 九州大学は、平成17年8月9日(火)に放送大学の丹保(たんぼ)学長を迎え、両大学間の単位互換協定を締結しました。

 本協定は、平成17年度における本学授業料の値上げに際し、学生支援の充実を図るための新規事業のひとつである「全学教育における放送大学授業履修支援プログラム」を実施するためのものです。

 本協定の締結を機に、今後放送大学とより一層緊密な協力関係を構築し、この単位互換制度を本学の教育体制において有機的に活用することで、幅広い能力と探求心を持ち、豊かな人間性を備える優れた人材の育成に大いに役立てていきます。

1万人を超える高校生らが参加した
オープンキャンパス
2005 / 08 / 08

 平成17年8月4日(木)・5日(金)の2日間にわたり、九州大学箱崎地区(文、教、法、経、理、工、農、21世紀プログラム)、病院地区(医、歯、薬)、大橋地区(芸工)の各キャンパスで今年度の大学説明会(Open Campus)が開催され、1万人を超える高校生たちが訪れました。

 九州大学を訪れた高校生たちは、入学希望や興味のある学部での説明を受けた後、模擬授業や研究室で実際に行われている研究活動などを見学し、無冷媒超伝導マグネットの研究を行っている工学部の研究室では、学生が実際の実験で使用する機器を用いて研究内容の説明を行っていました。

 また、箱崎地区にある50周年記念講堂で「高校生の学び・大学生の学び −高校生の問いに九大生が応えます」と題して行われた高大連携シンポジウムでは、現役の九大生に対して質問できることもあり、活発な質疑応答が行われていました。

 なお、今後も21世紀プログラムに関するオープンキャンパスやサマースクールなどを開催する予定です。

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3新病院U期棟工事業者から
九大病院に車椅子の寄贈

 九州大学病院では、現在新病院U期棟を建設中であるが、9月22日に新病院U期棟工事業者(建設JV、電気JV、空調JV)から車椅子3台の寄贈を受けました。
 これら各JVの代表者は、平成14年9月5日の工事着工時に九大病院のために何かできないかと相談し、リンクブル(飲料缶の飲み口のふた)を集めると車椅子と交換してくれることを思い立ち、新病院「期棟がほぼ完成した今年の9月までの3年間をかけて集めたリンクブルを交換したものです。
 水田病院長も、「皆様の好意を有難くお受けしたい。早速外来に2台、救急部に1台配置し、患者様のお役に立たせいただきます。」と感謝の言葉を贈りました。

左から:大西(電気JV)、中尾(建築JV)、吉田(建築JV)と寄贈を喜ぶ水田病院長、阿部事務部長

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4松竹映画、九大構内でクランクイン

  10月29日(土)、箱崎キャンパス内で松竹映画の撮影がありました。映画は人間魚雷「回天」に乗り込む特攻隊員の青春と苦悩を描いた横山秀夫原作の「出口のない海」で、主演は映画初出演の歌舞伎俳優市川海老蔵さんです。撮影は、箱崎キャンパス理系地区の正門、工学部食堂前や造船学科トイレなどを60年前に見立てて行われ、市民ボランティアエキストラなどが参加して、まる1日かけて迫真の演技が繰り広げられました。公開は平成18年秋、松竹系全国劇場公開予定。乞うご期待。

「海軍対潜学校」正門での撮影風景

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5九州大学伊都キャンパス誕生年2005「記念フォーラム」を東京で開催します。

 九州大学伊都キャンパス誕生を記念して、「社会における大学の役割」や「アジア」をテーマに、知の拠点である九州大学と学術研究都市が生み出す未来を想い語るフォーラムを開催します。ぜひおいでください。(入場無料)

■テーマ
 「新しいアジアと知の拠点」
 −九州大学学術研究都市が発信する未来−

■出席者
鎌田 迪貞氏(九州・山口経済連合会会長
九州大学学術研究都市推進協議会会長)
箱島 信一氏(朝日新聞社相談役 九州大学OB)
高樹 のぶ子氏(作家 九州大学アジア総合政策センター特任教授)
梶山 千里氏(九州大学総長)

■日 時
 2005 年12 月19日(月)11:00 〜 13:00(10:30 開場)

■場 所
 朝日新聞本社新館内 浜離宮朝日ホール・多目的ホール
 (東京都中央区築地5 丁目3 番2 号)

■申込み

はがき、FAX、インターネットでお申し込みください。住所、
氏名、年齢、電話番号、職業(勤務先または学校名)を書き、

〒812 - 8511(住所不要)朝日新聞福岡本部・広告部「九大フォーラム」係

電話:092-474-2040 平日10時〜17時

FAX:092-411-5734

インターネット:
http://www.a-com.co.jp/kyushu-info

12月4日必着。定員約400名。抽選で聴講券をお送りします。

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6日本学術会議新会員に聞く

水田祥代 病院長第二部(生命科学)

 日本学術会議は本来政策提言機能を持った科学者の代表で作る会ですが、今まで、とかく意思決定の遅さや科学者の関心が各々の専門分野に限られていることなどが指摘され、存在そのものが問われてきた経緯があります。科学は高度に発達し、今や社会における多くの意思決定は科学的知識を必要としていますし、また、科学者も自分たちの研究成果を社会へ還元することが責務となっています。このような観点から第20期の日本学術会議は黒川清会長の下、新体制となって発足しました。このような会議の会員の一人に加えていただきまして大変光栄に思いますと共に、その責任の重さに身が引き締まるおもいです。


伊藤早苗 教授第三部(理学及び工学)

 日本学術会議は科学者の英知や見識を結集して、政府や役所(政策や行政)にインパクト(例えばリサーチ・カウンシルの核となるなど)を与えるべきです。学者としての責任を考え、学術の発展に寄与したいと思います。


今西裕一郎 教授第一部(人文科学)

 このたび、はからずも日本学術会議第20期の第一部(人文科学)会員に選出されました。第一部の中でも、私は「語学・文学」分野に所属しますが、この分野は前期までに比べて会員数が激減し、わずかに5名です(うち一人は他分野との併任)。
 この結果を前に、それを現今の社会情勢に対応した数字として謙虚に受け止める一方、今後新たに選出される連携会員とともに、「語学・文学」分野、さらには人文学分野の活動のあり方を模索していきたいと思っています。


新海征治 教授第三部(理学及び工学)

 現在、大学に蓄積された知的財産を、産学連携を通して社会に還元するという考えは、広く支持されています。これは、同時代を水平に観たときに出て来る結論のひとつです。では、時代を垂直に観た時に研究者・学識経験者は何が社会に提言できるか?この問に回答して行くのが責務と考えています。


高原 淳 教授第三部(理学及び工学)

 日本学術会議は、「功成り名をとげた年をとられた先生たちの集まり」というイメージを持っていました。今回の改革で比較的若い層?の一員として任命されました。新たな組織に期待と不安を抱いていますが、この機会を生かして実際に自分の手で実験のできる研究者として、現場の生の声を提言などに反映させる役割を務めたいと考えています。


真木太一 教授第二部(生命科学)

 基礎研究を重んじ、精神的にバランスの取れた、魅力的な趣味をもった、人物を正しく偏りなく評価できる、優れた業績を持った、教育研究者を期待したい。私は「むしろ鶏口となるも牛後となるなかれと」の精神でいる。


左から高原教授、水田病院長、梶山総長、伊藤教授、今西理事、真木教授(新海教授は欠席)


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