こんな本 出しました


■書名
アジアの都市共生

■著者
出口敦(でぐち・あつし)
九州大学大学院
人間環境学研究院教授

■発行
九州大学出版会
(2005年9月刊2,400 円)


著者から一言

 今後も成長が見込まれるアジアの都市は、華やかさを増す一方でますます深刻で複雑化する多くの都市問題を抱えていますが、そうした都市研究には、都市を探る理念や規範が必要です。本書は、都市計画、農業経済、環境政策、公衆衛生、文学、建築の各分野の研究者によるアジア諸都市の特徴的な屋台・露店、農産物流通、ごみ環境、労働環境、租界文化、居住空間などのユニークな課題の研究を通じ、アジアの都市共生の概念にアプローチしていきます。




■書名
教員人事評価と職能開発

■著者
八尾坂修(やおさか・おさむ)
九州大学大学院
人間環境学研究院教授

■発行
風間書房
(2005年12月刊8,000 円)


著者から一言

 本書は教員人事評価をめぐる各国および日本の現状と実際の運用に関わる新たな特質を提示しました。全国的にわが国の学校や大学等で本格実施される方向にあり、人材育成と能力開発に根ざした新たな教員評価を考えるうえで示唆的です。“平均主義からの打破”の理念が諸外国の状況から察し得ます。評価者としてはポジティブなフィードバックをメッセージのなかに織り込む発展的評価観が期待されます。



番外編

■書名
ふりかえったら風

■著者
北山修(きたやま・おさむ)
九州大学大学院
人間環境学研究院教授

■発行
みすず書房
(2005.11〜2006.2 刊
1冊1,900円〜2,000円)


著者から一言

 第42号の「こんな本出しました」で、『こころを癒す音楽』を紹介した北山修教授の対談集『ふりかえったら 風』全3巻(みすず書房)が送られてきました。北山教授が、ミュージシャン、作詞家そして精神分析医としてこれまでに行った対談やインタビューなどをまとめたもので、対談相手は寺山修司、吉本隆明からアルフィー、酒井和歌子までまさに多士済々。第3巻には九州大学新聞部によるインタビューが転載されており、北山教授が撮影した箱崎キャンパス写真も添えられています。


数学で知る九州大学

8,664

 この数字は、ある一日[平成17年4月26日(火)]に、九州大学キャンパス内の食堂で提供された食事の総計です。九州大学には九州大学生活協同組合の食堂や福利厚生施設の食堂など併せて15以上の食堂があります。

 平成15年度に行われた学生調査によると、学部学生の89%、大学院生の78.6%が昼食に学内食堂を利用しており、夕食では学部学生の25.2%、大学院生の38.4%が学内食堂を利用しています。

 平成18年4月には伊都キャンパスに640席を有する食堂もオープンし、伊都キャンパスで学ぶ学生の胃袋を満たしてくれます。

多くの学生や教職員で賑わう箱崎キャンパス中央食堂の様子


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