新ロゴマーク
決まる

国立大学法人九州大学を象徴する、新しいロゴマークが決まりました。ロゴマークは商標登録され、今後、様々な機会に使用されます。またこれをもとにデザインした記念品やグッズの作成も進められます。


 これまで使われてきた松葉マーク(B)は、学生バッヂ図案として公募され、昭和25年(1950)2月から着用されるようになったものです。考案者は当時農学部農業土木学科3年の宗好秀氏でした。応募作品の画材としてはマツを図案化したものが多かったと、「九大学報」1028号(1968年10月号)に記されています。
 今回新ロゴマークの図案作成に当たってこの学生バッヂを検討したところ、線の太さが均一でない、手書きで歪みがある、縮小した場合に造形が明瞭でなくなるなどのことが分かりました。
 そこで、新ロゴマークは商標登録することを考慮し、この学生バッヂの図柄を整理することを主眼に作成されました。松葉の角度は12度に統一し、バッヂのイメージを重視しながらもモダンに見えるように尖鋭に表現し、電子化も可能なデザインとして映像化した場合にもちらつきをあまり感じさせないように配慮されました。
 しかし、新しいロゴマークの制定は、これまで使われてきた学生バッヂの松葉マークの使用を制限するものではありません。

 新ロゴマークの他に、広報用、あるいはグッズなどに使用するマークとして次のマークが決まり、商標登録されます。
(C)新ロゴマークの「大學」の字を除いたもの
(D)Kyushu Universityの「KU」を図案化したもの
(E)学生などがよく使うQ大の「Q」を図案化したもの
(F)学位記に記されている「九州大学」を図案化したもの

 新しいロゴマークとともにスクールカラーも検討され、従来よく使われてきた茶系を継承する色として、ワインカラーと呼ばれる赤紫系の色が決まりました。
 これは、使い方や使われる媒体によって色彩効果に違いが生じるため厳密にせず、ワインカラーとしてある程度の自由度を保つことになりました。


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