在韓国九州大学總同窓会は一九四八年に設立され、約七百名の帰国留学生が毎年の同窓会総会開催と年二回の会誌発行など活発な活動が続けられています。平成十六年十二月六日(火)には、韓国ソウル市において二〇〇四年度の在韓国總同窓会総会が開催され、九州大学から梶山総長、今西理事、柳原理事らが出席しました。
 在韓国九州大学總同窓会は、元外務部長官を初め全北大学や順天大学の総長など多くの要人を輩出し、大いに活躍されています。今回は朴寛善ソウルオフィス所長、徐賢燮ソウルブランチオフィス特任教授(元在福岡韓国総領事)、洪潤植ソウルブランチオフィス特任教授の出席もあり、在韓国九州大学總同窓会、ソウルオフィス、ブランチオフィスと九州大学との連携強化が大いに期待されます。
(上) 同窓会開催の挨拶をする梶山総長
(下) 在韓国九州大学總同窓会事務局へ記念品(博多人形)贈呈(右:辛東韶在韓国九州大学總同窓会会長)

 九州大学における中国からの留学生数は、現在、五百十二名で、全留学生数の四十四%を占めています。このたび、帰国した中国人留学生を中心として中国国内における九州大学同窓会が設置されることとなり、平成十六年十二月二十五日(土)、北京において「在中国九州大学同窓会設立総会」が、同窓生を中心とした約百五十名の参加を得て盛大に開催されました。
 九州大学からは梶山総長をはじめ、小寺山、今西、柳原の三理事らが出席し、総会に引き続き記念行事として「産学連携国際シンポジウム」が開催され、九州大学の小寺山理事及び上海交通大学の曹兆敏科学技術部副部長から、それぞれ両大学における産学連携の取り組み等について報告がありました。また「帰国留学生の起業・創業交流会」では、九州大学同窓生の中国人起業家三名による起業発表がありました。
 このたびの組織化により、九州大学卒業生の中国でのネットワークが強化され、今後の産学連携促進や優秀な留学生の確保など、学術と留学交流がますます活発になることが期待されています。
来賓及び同窓生による設立記念写真

 平成十七年一月二十六日(水)午後六時から、九州大学東京同窓会総会及び新年賀詞交歓会が学士会館において、各学部から百七十名余りの参加を得て開催されました。
 総会では、事務局の整備が提案され、事務局長に田坂和義氏(法S三十四卒)、事務局次長に森重厚氏(経S三十四卒)が選任されました。また、参与として二十名の方々の紹介があり、これらの運営体制の整備により今後の同窓会活動の活発化が期待されます。
 総会に引き続き、九大マンドリンクラブOBによるマンドリン演奏ののち新年賀詞交歓会が開催されました。
 九州大学からは梶山総長、今西副学長の出席があり、学部同窓会の垣根を超えた盛んな交流がなされました。また、各種九大グッズの展示即売が行われ、松葉バッジやネクタイが好評でした。
総長の挨拶

 財団法人九州大学後援会は、学内教職員及び学生に対して研究助成、海外渡航援助、学術講演会開催経費援助などの事業を年間千五百万円規模で行い、過去三年間に百三十名余の方々を助成して参りました。資金獲得機会の少ない若手教員や学生の皆様を中心に多くの感謝の言葉をいただいているところです。
 九州大学後援会の運営資金は、同窓生、学内教職員の寄附や賛助会費で運営されています。しかし、九州大学後援会自身は公益法人として非課税の措置がなされますが、寄附をしていただく側の個人や企業には税法上の特典はありませんでした。
 そこで、寄附をしていただく側にも税法上の優遇措置が講じられる特定公益増進法人指定の申請をしていましたが、設立後三年の事業実績が評価され、教育又は科学の振興に著しく寄与する公益法人として、文部科学省から平成十七年一月に特定公益増進法人の指定がなされました。この指定により、ご寄附いただいた個人及び企業には、税制上の優遇措置が講じられます。個人寄附の場合は、年間所得の二十五%を超えない範囲で、寄附合計額から一万円を控除した額の所得控除ができます。企業寄附の場合は、一般の損金算入限度額とは別枠で、損金算入限度額までの寄附を損金へ算入することが出来ることとなります。
 今後は、特定公益増進法人の税制優遇措置を生かすことで、募金活動への理解が得られ易くなり、豊かな資金の創生が期待されます。

 本学OBのロバート・ファン氏(工学部電子工学科一九六八年卒)が、二〇〇四年ハイテク産業界の殿堂(Industry Hall ofFame)入りを果たされました。
 これは、ITクリエイターやハイテク産業を牽引された方々を該当者とするもので、米国で一九九七年に始まり、八回目となった今回の殿堂入りはわずか六人でした。
 ファン氏は、コンピュータ関連企業のシネックス(Synnex)社の創立者であり、二十四年間に亘ってCEOを務め、年商四千億円という大企業に育て上げました。今後のますますのご活躍が期待されます。
賞の詳細は
  www.crn.com/sections/special/
  をご覧ください。
Synnex 社のホームページ
  www.synnex.com/
「九大広報」第37 号に、ファン氏への
  インタビュー記事を掲載しています。
  http://www.kyushu-u.ac.jp/magazine/
  kyudai-koho/No.37/37_01.html

 九州大学は、二月十日に福岡市のイムズホールにおいて、九州大学COE発表会「今、そして未来に向けて、九州大学では…」を開催し、高校生を含む教育関係者、産業界及び一般市民等から、約三百人の参加者がありました。
 最初に、梶山総長から「未来へ!九州大学の飛躍」と題し、中核的研究教育拠点作りに向けた取り組みなどについて講演が行われ、次に、二十一世紀COEプログラム採択拠点「分子情報科学のイノベーション」拠点リーダーの新海征治工学研究院教授による「情報分子としての、”糖“の認識とバイオ・ナノテクへの応用〜COE/二十一世紀COEの経験から学んだこと〜」と題する基調講演が行われました。
 つづいて、文部科学省科学技術振興調整費戦略的研究拠点育成プログラム採択のユーザーサイエンス機構の副機構長である佐藤優芸術工学研究院教授、文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム採択「WBTによる医療系統合教育」の大喜雅文医学部保健学科教授、九州大学の独創的な研究課題(P&P)研究代表者である宙空環境研究センター長の湯元清文理学研究院教授、同じくP&P研究代表者である櫻井晃工学研究院教授から、各プロジェクトの研究の概要について発表がありました。
 また、同時に展示された九州大学の研究成果のパネルや櫻井教授の風力発電の風車(実物)及び燃料電池に関する公開実験に高校生などの参加者も興味深く見入っており、九州大学の最先端の研究についてさらに関心を深めた様子でした。

 九州大学は一月二十四日(木)、博士の学位記授与式を挙行しました。
 九州大学では四半期ごとに博士の学位記授与式を挙行していますが、近年つとに大学院教育の重要性が指摘されているなか、学位取得者の積年のご努力に対しても大学として明確な形での敬意を表する必要があるとして、これまで行ってきた年度途中での授与式のあり方を見直し、今回はセレモニーについて新たな取り組みを行うこととしました。
 一つは、特に論文博士の方々の学位取得には、ご家族の協力も欠かせないことに鑑み、同行されたご家族にも被授与者と同席の上で式典に参加願ったこと、また、総長、理事、学府長及び被授与者については、慶賀の祝典として胸章(リボン)をつけていただいたこと、更には、式典の冒頭と各人に対する学位記授与の際、九大フィルハーモニーオーケストラの協力を得て弦楽四重奏を生演奏で実施したことなどです。
 式典は、弦楽四重奏による演奏が流れる中、厳粛な中にも華やかに挙行されましたが、これらの取り組みは、学位を受けられた方々に対する九州大学としてのエールであり、今後の活躍を祈念しての万感の思いを込めた応援歌でもありました。
 学位を取得された皆様方の今後のご活躍を期待しています。

熱弁をふるう三木谷楽天社長
 九州大学では就職希望者を対象に、企業セミナーを開催しています。平成十六年度はおよそ百七十社がセミナーに参加し、二月十四日(月)から三月十七日(木)までの間、合計二十二日にわたって開催されました。二月十四日には、楽天の三木谷浩史社長が九州大学を訪れ、会場を埋めた約三百人の九大生を前に、会社の歴史やグループが行っているサービス内容、成功のための五つのコンセプト、また、求めている人材などについて熱く語りました。今回の来学は、三木谷社長と「非常に優秀な」九州大学の卒業生との出会がきっかけで実現したものです。
 学生からの「二十代前半の今、将来に向け、何を考え何を行っていたら良いか。」との問いに「できるだけ多くのものを見、多くの経験をすること。何をするにしても常に考え、思考能力を鍛えること。」とアドバイスしていました。

 九州大学と宗像市とは、一月十四日(金)、産業振興と地域活性化を目的とする連携協定を締結しました。本連携は、これまでの実績ある大企業との組織型連携研究の枠組を地場自治体に展開したもので、市民・市内企業等から公募するテーマや市独自テーマについて、産官学民連携による価値協創をめざします。
 昨年四月に本学と宗像市は、協力協定締結に向けての覚書を取り交わし、現地調査や意見交換を重ねてきました。今後は連携協議会が、研究課題や研究開発等のマネジメントを行っていきます。
 宗像市は一昨年に旧玄海町と合併し、今春には大島村との合併を控えるなど、大きな変革のただ中にあります。その地域独自の資源と優位性のうえに本学の豊富な人材・知的資産を活用することで、市民のQOLの更なる向上や事業者等の一層の発展に貢献するなど、より付加価値の高い自治体運営の実現が期待されます。
 本学としては、大規模合併や地方分権等の大きな構造変革の流れにある地方自治体にとって有益な総合的シンクタンクたるべく、宗像市と一丸となって地域活性化、将来的には全国市町村に展開できるような新しい産官学民連携地域振興システムの構築も視野に、社会貢献活動を推進いたします。
(知的財産本部リエゾン部門 小川 暢祐)

 (財)九州大学学術研究都市推進機構では、一月二十日(日)に昨年十月の設立以来、初の地元企業向けセミナーを福岡市内のホテルで開催しました。セミナーには、民間企業、行政機関などの担当者百四十七名の参加がありました。セミナーでは半導体産業新聞編集長泉谷渉氏に、福岡県の主な産業の一つである半導体関連産業の状況や将来動向について講演を、また九州大学知的財産本部長の小寺山亘理事が九州大学の産学連携、知的財産戦略について講演を行いました。その後、設立から三ヶ月間の財団の取り組みについて、現状及び財団が注目している九州大学の研究シーズの報告を行いました。講演とともに会場内には、学術研究都市及び九州大学新キャンパスのパネルを併設展示したところ、多くの参加者が熱心に見入り、九州大学学術研究都市に対する地元の期待が大きいことを裏付けるセミナーとなりました。
(財)九州大学学術研究都市推進機構 渡邉浩平(新キャンパス計画推進室)
小寺山理事講演(右上)及び会場内の参加者

 附属図書館は、九州大学二十一世紀COEプログラム(人文科学)「東アジアと日本」との共催により、ベルギーのブリュッセル自由大学の哲学・文学部長であり図書館長でもあるドゥヴロワ教授を講師に招いて「人文科学の研究・教育基盤としての大学図書館」と題する講演会を開催しました。九州地区の人文科学研究者及び図書館職員約六十名の出席があり熱心に聴講しました。
(上)人文科学研究者・図書館員が聴講した講演会 
(下)若手図書館員とのティーテーブル
 ベルギーおよびブリュッセル自由大学における人文科学とくに歴史学の教育方法の特徴やブリュッセル自由大学図書館の概要、当大学図書館が教員と協力して展開している利用者教育プログラム「シェルパ」などが紹介されました。同様の課題を抱え努力を重ねている日本の大学図書館および学部大学院にとっても大変参考になると好評でした。
 また教授と九大図書館の若手職員六名とによるティーテーブルがセットされ、リラックスした雰囲気のなかで、ライブラリアンでもある同教授から示唆に富む話題が提供されました。個々人の努力や図書館の経営力の重要性、図書館員に求められる資質、新しい技術協力や職員交流の可能性など話題が多岐にわたり、若手図書館員にとって刺激的で記憶に残るひとときとなりました。

 附属図書館では、二月八日(火)から十三日(日)までの六日間、福岡県立図書館、アクロス福岡との共催で展示会「シーボルトがみた日本―『NIPPON』、『日本植物誌』、『日本動物誌』そして福岡の人々」を、都心にあるアクロス福岡を会場に開催しました。
 展示会開催に至るまでにはいくつかの契機がありました。
 一つには、昨年五月の開学記念行事附属図書館展示会「シーボルトが観た日本」が県立図書館の協力もあり好評を博し、都心での開催を熱望されたことです。
 二つには、昨年三月附属図書館と県立図書館の間で相互協力協定を結んだことから、両者が所蔵しているシーボルト『NIPPON』初版本を比較対照する展示会企画を立てて検討を進めました。更に、昨年十月から十一月に県立図書館ではとびうめ国文祭に合わせた展示「シーボルトと福岡」を開催、同時期に附属図書館では、常設展示「シーボルトNIPPONの源泉」を開催し連携を図りました。
 三つには、今から約百五十年前、諸外国の力に屈した幕府が、各国と和親条約を結ぶことで鎖国時代は終わりをつげましたが、当時の日本が海外に開かれる契機となり、特にヨーロッパ社会において日本への関心を増幅させた最大の網羅的な資料が両図書館で所蔵する『NIPPON』でした。
 展示した図版は医学分館所蔵の『NIPPON』未製本図版、約百七十枚で幕末日本の風景や習俗が楽しめ、シーボルトの著作を展示することで、彼が果たした役割に注目してもらい、シーボルトと福岡とのかかわりにも関心を向けること等を目的として展示しました。
 今回の展示には、予め長崎大学附属図書館、シーボルト記念館、ドイツ中部の都市ヴュルツブルクにあるシーボルト協会の協力も得ました。
 展示会には、六日間で二,四六九名の入場者がありました。
 会場の受付カウンターでは、用意したアンケートに答えたり、子供向けに作ったクイズに応募する小学生や、プレゼントの絵葉書を手にする人たちの喜ぶ笑顔がたくさん見られました。
会場風景
 期間中に以下の二つの関連講演会も実施しました。
1・谷口治達教授(九州造形短期大学学長)
  「シーボルトと絵師たち」
2・Wolfgang Michel教授(言語文化研究院教授)
  「シーボルトの日本観―日本のシーボルト観」
 講演会はアクロス福岡の主催する「文化出合い塾」の一コマとしてのものでもありましたが両方とも百十席用意した会場に入りきれないほど人が集まり、アクロス福岡が「満員御礼」を出し、やむなくお断りする人が多数でるほどの盛況となりました。

 大学院総合理工学府は、平成十六年度の総理工セミナーを、十二月十一日(木)午後一時から、総合研究棟(筑紫地区)にて開催しました。
 筑紫地区、東京、大阪の順番で毎年開催しているこのセミナーは、産学連携研究成果を含む本学府の研究成果を広く学内外に発信することを目的としています。
 セミナーでは、三つの基調講演が一階の筑紫ホールで行われ、引き続き、昨年度と今年度に採択された総合理工学府奨励研究のポスター発表、教員や院生のポスター発表が三階のロビーで行われ、夕方からは懇親会が行われました。
 セミナーには、佐賀県久保田町町会議員団を含む、学内外から約二百名の参加者があり、活発な議論、意見交換、親睦が行われました。
 なお、当日の基調講演の様子(動画)は総理工ホームページでご覧になれます。
総合研究棟

 九州大学病院「患者サービス委員会」は、平成十六年十二月二十一日(日)、患者さんとご家族のために第十七回クリスマスコンサートを開催しました。第一部は美しい女声コーラス「ルクル」による冬のメドレー、第二部では作曲家の久米詔子さんによるダイナミックなエレクトーン演奏、最後に会場全員で「きよしこの夜」を歌って、大盛況のうちに幕を閉じました。出演者は全員無償ボランティアで熱演され、三百名を超える聴衆には素晴らしいクリスマスプレゼントになりました。
 感動と感謝の声が多数届きましたので、一部をご紹介致します。
「病気も痛みも忘れ、懐かしい心地よい世界にひたってしまいました。」
「最後にみんなで歌ったのは感動でした。久しぶりに声を出してすっきりした。」
久米さんの演奏を楽しむルクルによる冬のメドレー

 六本松商店会の皆様を対象としたパソコン教室を、二月十四日(月)から十八日(金)まで九州大学六本松地区で開催しました。
 この教室は、福岡商工会議所が地域振興策として計画し、実施に当たり六本松地区事務部に協力依頼があったもので、地域との連携協力に積極的取り組んでいる六本松地区事務部では、職員がインストラクターとなり、アシスタントに学生アルバイト四名を雇い、実施したものです。
 参加者はパソコン初心者の六本松地区商店主で、受講しやすい時間帯ということで、午後七時から九時までの二時間、合計十時間の講習を六本松地区の情報処理教室を利用して実施しました。
アシスタント学生の説明を熱心に聞き入る受講者
 講習には、二十代から七十代までの二十名の商店主の方々が参加され、和気あいあいとした雰囲気のなかにも真剣な態度で、職員が受講者にあわせて手作りした資料などを参考にして、熱心に受講されました。
 六本松地区事務部では、福岡商工会議所と協力してパソコン教室を毎年継続して実施するとともに、学生の参加を呼びかけ、六本松商店街の活性化事業にも積極的に参加、協力することにしています。


◆東京都 
 大森裕子氏

 京都帝国大学福岡医科大学初代学長大森治豊に関する極めて稀少価値の高い資料を寄贈され、本学の教育・研究環境の整備・充実に多大な貢献をされた、ご令孫の大森裕子氏に対して、平成十六年十二月一日(水)に九州大学から感謝状が贈呈されました。
資料を寄贈される大森裕子氏(右端)と裕子氏実弟の三村義雄氏(平成15年6月5日)


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◆東京都 
 荒川和生氏

 九州帝国大学第六代総長荒川文六に関する極めて稀少価値の高い資料を寄贈され、本学の教育・研究環境の整備・充実に多大な貢献をされた、ご令孫の荒川和生氏に対して、平成十六年十二月一日(水)に九州大学から感謝状が贈呈されました。
寄贈された「恩賜の銀時計」と明治44年11月17日付けの「学位記」


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◆長崎大学水産学部
  附属練習船 長崎丸

 本学応用力学研究所及び大学院総合理工学研究院・学府の学生・教員による東シナ海などにおける海洋観測並びに航海実習に継続的に協力され、本学の教育・研究の発展に多大な貢献をされた、長崎大学水産学部附属練習船長崎丸に対して、平成十七年二月二日(水)に九州大学から感謝状が贈呈されました。
総長の代理である今脇応用力学研究所長(右)から感謝状を贈られる長崎丸の高木保昌船長


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◆長崎大学水産学部
  附属練習船 鶴洋丸

 本学応用力学研究所及び大学院総合理工学研究院・学府の学生・教員による東シナ海などにおける海洋観測に永年にわたり協力され、本学の教育・研究の発展に多大な貢献をされた、長崎大学水産学部附属練習船鶴洋丸に対して、平成十七年二月二日(水)に九州大学から感謝状が贈呈されました。
今脇応用力学研究所長(左)から感謝状を贈られる鶴洋丸の秋重祐章船長

中国国家教育行政学院副院長
 11 月11 日(木)、李 中国国家教育行政学院副院長(左)が、九州大学を訪れ早田理事(総務担当)と懇談しました。
 李副院長は、中国国家教育行政学院使節団として来日の折り本学を訪れたもので、国立大学法人の成り立ちや組織、財政面等について、活発な質疑応答が行われました。

デュイスブルグ=エッセン大学副学長
 12 月7 日(月)、クラウス・ソルバックデュイスブルグ=エッセン大学副学長が、梶山総長を表敬訪問しました。
 ソルバック副学長は、部局間学術交流協定等の調印のため本学を訪れたもので、梶山総長から本学の概要や新キャンパス移転等について説明がありました。
 また、表敬訪問終了後、キャンパスを視察されました。

駐日南アフリカ共和国大使館参事官
 12 月8 日(水)、ブニヤ・リンゲラ駐日南アフリカ共和国大使館参事官が、九州大学を訪れ柳原理事(国際交流・留学生担当)と懇談しました。
 リンゲラ参事官は、大学・研究レベルでの国際交流のあり方について協議を行うため本学を訪れたもので、交流について活発な意見交換が行われました。
また、懇談後、21 世紀COEプログラム担当教員と科学技術分野における国際交流と協力について協議されました。

ロシア・ラブレンティエフ流体力学研究所 所長・副所長の訪問

(左から)今脇応用力学研究所長、テシュコフ所長、コロブキン副所長、蔵元応用力学研究所副所長、柏木応用力学研究所教授
 平成17 年2 月3 日(木)から7 日まで、応用力学研究所と学術交流協定を結んでいるラブレンティエフ流体力学研究所(所在地:ロシア・ノボシビルスク)のテシュコフ所長、コロブキン副所長が来所し、応用力学研究所の今脇所長、蔵元副所長と懇談しました。両研究所の学術交流協定は平成16 年6 月末に調印されましたが,その前後は両所長のスケジュールが調整できず、郵送での調印でしたので、今回が初めての顔合わせとなりました。
 応用力学研究所とラブレンティエフ流体力学研究所の交流は、1993 年にプクナチョフ教授が当時の大楠教授(現在名誉教授)と会談したことに始まります。その後、数人の相互訪問がありましたが、中でも今回副所長として来所したコロブキン教授は応用力学研究所の訪問教授として三度も長期滞在しています。今回の来所は、応用力学研究所柏木正教授が同研究所で開催した「移動境界および界面の流れ解析」に関する国際研究集会に合わせて、所長・副所長を招待したものです。2 月3 日の午後には、学術交流を深める目的で、相互の研究所における研究内容を詳しく説明し、今後の国際共同研究の可能性について話し合いました。

(応用力学研究所 教授 柏木 正)

前韓国教育人的資源部次官
 12 月20 日(月)、徐 凡錫前韓国教育人的資源部次官が、柳原理事(国際交流・留学生担当)と懇談しました。
 徐前次官は、来日の折本学を訪れたもので、学術交流や国立大学法人化の現状と課題について、活発な質疑応答が行われました。


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