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伊藤早苗教授に
プロヴァンス大学(仏)から
名誉博士号

二〇〇六年五月十二日(現地)、応用力学研究所の伊藤早苗教授が、フランスのプロヴァンス大学から名誉博士号を授与されました。

伊藤教授の専門は「プラズマ物理学、核融合科学」。伊藤教授はプロヴァンス大学の研究者との長年にわたる共同研究の実績があり、それは同大学と九州大学との交流協定締結(二〇〇五年四月八日付)に結実しています。また同大学の近くには、日本、EU、他、全七極による国際核融合実験炉ITER(イーター)サイトがあり、授与式にはITERの池田機構長やマルセイユの日本総領事館小林総領事も出席しました。

伊藤教授は、毎年プロヴァンス大学から研究者を招へいして集中講義を開くことや学生交換を計画しています。今回の授与が国際的な交流をいっそう推進し、九州大学が「プラズマ・核融合」研究の一拠点として更に充実することが期待されます。

左上/記念講演の姿
下右上/九大総長からのメッセージや記念品の交換(プロヴァンス大学総長トルドー教授と)
下左上/名誉学位の授与を記念した花束の贈呈
下右下/授与記念講演後の記念撮影。左はしは小林総領事。伊藤教授の左右は、池田大使とトルドー総長。 ガウンの色は赤が理系で黄色は文系を意味する
下左下/授与式及び記念公演後の授与を祝したガーデン・パーティにて。左は総長のトルドー教授


フランス ボルドー第一大学で
ジョイントセミナー開催

六月二十八日(水)、フランスのボルドー第一大学において、「第一回ボルドー第一大学・九州大学ジョイントセミナー」を両大学共催で開催しました。研究交流が盛んで両大学ともに高いレベルを誇る「分子・材料化学」がテーマに選ばれ、一〇〇人以上の研究者や学生が参加しました。

ボルドー第一大学のAlain BOUDOU学長と九州大学の梶山千里総長が、両大学の交流が更に進むことへの期待を相互に語りセミナーがスタートしました。

九州大学から長村利彦教授(工)、香月勗教授(理)、君塚信夫教授(工)、北川宏教授(理)、入江正浩教授(工)(ボルドー第一大学名誉博士)が、ボルドー第一大学からは、Philippe BOPP教授、小田玲子IECBグループリーダー、Corine MATHONIERE博士、Andre DEL GUERZO博士、博士課程で学ぶ有浦芙美さん(九州大学卒業)が、それぞれ最新の分子、材料化学研究についてのプレゼンテーションを行いました。各々の発表後には出席者から活発な質問が出され、熱心な議論がなされていました。

セミナー開催の挨拶 右からJean-Marc GAUZEREボルドー副市長、ボルドー第一大学のAlain BOUDOU学長、梶山千里九州大学総長 プレゼンテーション後の活発な質疑応答


ボルドーワイン祭りで
九州大学の魅力発信!

六月二十九日(木).七月二日(日)には「ボルドーワイン祭り2006」がボルドー市内で開催されました。ボルドー市と姉妹都市協定を結んでいる福岡市が特別ゲストとしてこの祭りに招待を受け、九州大学も特別ゲストの一団として参加しました。

福岡パビリオンには、和菓子、ラーメン、焼酎など九州・沖縄の特産物、そして九州大学の最先端研究が紹介されました。

九州大学のコーナーやステージでは、新伊都キャンパス情報やフランスの大学との交流、ロボットの先端技術などが紹介され、ボルドー市民はじめ世界各国から訪れた大勢の参加者に九州大学の魅力を発信しました。

山本元司教授(工)と平塚有恒大学院生によるロボットのデモンストレーション 九州大学コーナーでロボットを見学するユーグ・マルタンボルドー市長(左側)と中元弘利福岡副市長(左から3人目) 九州・沖縄の特産物を紹介した福岡パビリオン内の様子
九州大学とボルドー第一大学は、一九八一年に大学間学術交流協定を締結して以来、研究者間の共同研究等の交流を盛んに行っています。また、ボルドー第一大学は、八十以上にのぼる本学の国際交流協定の第一号でもあり、現在はボルドー市内の四つの大学(ボルドー第一・第二・第三・第四大学)、三つのグランゼコール(国立化学物理学院・国立電子情報科学学院・建築景観学院)計七校との交流協定に発展しています。
ボルドーワイン祭り2006年

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