九大生が案内する世界のキャンパス
クィーンズランド大学 工学部3年森川 高宏

 英語圏の国で自分の専門の勉強をしたい、ある時期からそう思うようになって九州大学の交換留学のプログラムでオーストラリアに行くことを決意しました。最初は言葉や大学の制度、文化などの違いなど多くの不安がありました。しかしオーストラリアには世界各国からたくさんの人が留学生としてはもちろん、移民としてもやってきていてそのため制度も整っていましたし、現地の人も外国人に対して親切で気さくな人ばかりだったので特に苦労することもなく一年間過ごせました。
 外国人としての不安もそうでしたが、大学の制度の違いという点でも私の不安はすぐに払拭されました。オーストラリアの教育制度は自主性を重んじ、授業も生徒参加型の傾向が強く、学ぼうとする姿勢のある人に対しては非常に学びやすい環境になっていると感じました。学ぶ目的、意欲を持っていれば、サポートもしっかりしていて本当にその科目の内容を理解しているという実感がもてました。
 私が通ったクイーンズランド大学にはキャンパス内にパブや映画館、カフェ、スポーツジムなど日本ではあまり見られないような施設が多くありました。遊ぶときは遊ぶ、そういった考えが学生だけでなく一般の人にも感じられてストレスのたまりにくい素晴しい文化だな、と強く感じました。
 オーストラリアは海外からの人が多いこともあり、街では宗教や料理などでいろんな文化を感じることができてとても刺激的です。他の国からの人と多く接することでオーストラリアにいながらたくさんの国の人の考え方やその国の文化を知ることができたので私にとってはとてもいい経験になりました。
 この留学を機にもっと世界を知りたい、もっとたくさんのことを学びたいと思うようになりました。この素晴しい経験はこれからの私の人生に大変大きな影響を与えることと思います。
ケアンズにて(左が森川さん)

野球大会にて仲間とともに クィーンズランド大学キャンパス

●クィーンズランド大学はオーストラリア第三の都市ブリスベンの中心から、 ブリスベン川を走るフェリーもしくはバスで二十分のところに、メインキャンパスのセントルシアキ ャンパスを構える一九〇九年創立の長い歴史を持つ総合大学である。現在の生徒数は四万人ほどで留 学生の受け入れも盛んに行っており、一二一カ国・六千人以上の海外留学生を受け入れている。英語 コースなども充実しており、日本からの語学研修生も多く通う。卒業後の就職率は九割を超え、初年 度の平均年収も四百万を超える有名大学で、TIME誌の世界の大学ベスト50にも選ばれるなど世界 的に評価が高い。また学内の施設、校舎のデザイン等、通っている生徒からも好評価を受けている。

クィーンズランド大学ホームページ  http://www.uq.edu.au/

※交換留学について詳しく知りたい方は、
「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.a c.jp/intlweb/study/index.htm/)をご覧ください。
過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。


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