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公開講座「ヴォーゲル先生とアジアの未来を語ろう」を開催

2019.12.19
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 令和元年11月16日(土)、本学伊都キャンパスの椎木講堂において地球社会統合科学府、共創学部主催の公開講座「ヴォ―ゲル先生とアジアの未来を語ろう」を開催しました。

 公開講座は中野等 地球社会統合科学府長の挨拶で開会し、ハーバード大学名誉教授のエズラ・F・ヴォーゲル氏による「永遠の隣人:日中の歴史から考えるアジアの未来」のタイトルで基調講演が行われました。引き続き、ヴォ―ゲル氏、前・JICA理事長で現在は政策研究大学院大学学長の田中明彦氏、テレビなどのメディアで活躍される中国研究家の津上俊哉氏にご参加いただき、「日中関係と今後の世界情勢」のテーマでパネル・ディスカッションが行われたのち、施光恒 地球社会統合科学府教授が閉会の挨拶を述べ、盛況のうちに幕を閉じました。
 参加者は一般の方々のほか、学内の教職員、学生など総勢200名にのぼりました。 

 ヴォーゲル氏は講演のなかで、日中両国は数々の問題を抱えながらも、隣国として必ず共存の道を探していけると訴えられ、パネル・ディスカッション後に設けられた質疑応答の時間では多くの参加者から質問があり、日中関係への関心の高さがうかがわれました。

 また、公開講座に先立ち、地球社会統合科学府において学生主体の書評会も開催されました。
 本書評会のため事前に学生が主体となってヴォ―ゲル氏の新著『日中関係史』(邦訳:益尾知佐子)の読み合わせを行い、討論の論点や質問を整理、16日(土)午前中の書評会の場では本人を目の前に直接批評を行いました。このような体験は学生にとって批判的思考力を鍛える良い機会となりました。

基調講演の様子(エズラ・F・ヴォ―ゲル氏)

公開講座の様子(椎木講堂)

パネル・ディスカッションの様子(左から田中明彦氏、エズラ・F・ヴォ―ゲル氏、津上俊哉氏)

学生主体で開催された書評会の様子

お問い合わせ

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Mail:suishinshitsu★scs.kyushu-u.ac.jp
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