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研究成果

公開日:2018.03.16

ゼリーは小さく作るほど硬くなる?
細胞の様な鋳型に入れるとゼリーの硬さが変化する現象を発見

研究成果 工学

 東京農工大学大学院工学研究院先端物理工学部門の柳澤実穂テニュアトラック特任准教授、大学院生の酒井淳氏、村山能宏准教授、慶應義塾大学理工学部生命情報学科の藤原慶専任講師、九州大学先導物質化学研究所の木戸秋悟教授らのグループは、細胞の様な鋳型を用いて100分の1ミリメートルスケールのミクロなゼリー球を作製しました。その小さなゼリーの硬さを測ることにより、ゲル化(注1)させる際の鋳型のサイズによって、ゼリーの硬さが大きく変化することを発見しました。またこの硬さの変化は、ゼリーの原料であるゼラチン(注2)がゲル化する際に、鋳型を覆う脂質膜によってもたらされる構造変化によることを見出しました。以上の発見を、ミクロなゼリーを用いる食品・医薬品・化粧品の開発に応用することで、更なる機能制御が期待されます。また細胞は、脂質を主成分とする膜で覆われたミクロスケールのゲル構造を備えている点で似通っており、今後、生細胞の力学的性質や機能解明へ貢献することが期待できます。

 本研究成果は、アメリカ化学会誌のACSセントラルサイエンス(英語:ACS central science(略称ACS Cent. Sci.))オンライン版(3月15日付:日本時間3月16日)に掲載されました。

図1:(a)ミクロゲル作成法を示す模式図と(b)一つのミクロゲルの硬さを測定するため細長いマイクロキャピラリーで引っ張る様子を示した顕微鏡画像。

図2:本研究成果の概要

研究に関するお問い合わせ先

先導物質化学研究所 木戸秋悟 教授
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