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日本建築学会賞(論文)2019受賞!! レーザー・スキャニング技術を応用した古代ローマ建築・都市に関する一連の研究 ~古代ローマ建築・都市をリバースエンジニアリング的視点から分析~

2019.05.31
研究成果Physics & ChemistryMaterials

 九州大学大学院人間環境学研究院 堀 賀貴 教授らの研究グループはレーザー・スキャニング技術を応用した3次元測量によって建築史学に新しい領域を開拓しました。高精度の3次元モデル化を通じて遺跡全体をビッグデータとして構築し,古代ローマ建築・都市をリバースエンジニアリング的視点から分析しました。
 本研究は一般社団法人日本建築学会の2019年日本建築学会賞(論文)を受賞しました。また、本研究は科学研究費補助金(19560647, 25303025, 18H03806)や公益財団法人鹿島学術振興財団,公益財団法人セコム科学技術振興財団の支援を受けて行われました。

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(参考図)
古代ローマ都市の遺跡全体を,数百億点を超える色付きの3次元座標をもつ点群で置き換えます。そうすると,街路を走る荷車の轍を検出できたり,わずかな路面の傾きから雨水の流れをシミュレーションできます。また,鳥の目で街全体を眺めて,より正確な地図を作ったり,虫の目でモザイクを構成する石片の1ピース,1ピースまで並べ方の順序を考察することができます。

研究者からひとこと

イタリアには有名なポンペイやヘルクラネウム,また首都ローマの外港であったオスティアなど,都市全体がまるごと遺跡として残ってる例があります。古代ローマ都市や建築にはまだまた謎が多く,これからも最新の測量技術を応用して研究を進めていきます。

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