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平成28年3月14日(月),理学研究院 森田浩介教授(物理学)は「113番超重元素の発見」の学術業績により平成28年度日本学士院賞を受賞することが決定しました。
日本学士院賞は特に優れた研究業績をあげた研究者に贈られる賞で,授賞式は東京にて天皇皇后両陛下の行幸啓を仰いで執り行われます。
<受賞理由>
森田教授は,理化学研究所を中心とする研究チームを率いて未知の超重元素113番を発見しました。2015年,同研究チームは国際純正応用化学連合から113番元素の発見者と認定され,その元素の名称と記号の提案を行うようにとの栄誉ある招へいを受けました。これは,元素発見の歴史においてアジアで初めてのことです。この業績に対し,日本学士院賞の受賞が決定されました。
<森田教授のコメント>
今回の受賞決定は身に余る光栄です。これまでやってきたことが評価されましたことをうれしく思っております。また今後の研究もこれまでの延長線上にありますが,これから九州大学が本研究においてイニシアチブをとって行くことに対する励ましであるとも受け止めております。