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科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

2016.04.14
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 平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術特別賞」、「科学技術賞」および「若手科学者賞」を本学教員(元教員含む)11名が受賞しました。文部科学大臣表彰は,科学技術に関する研究開発,理解増進等において顕著な成果を収めた者について,その功績を讃えることにより,科学技術に携わる者の意欲の向上を図り,我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として行われているものです。

 なお,本件については,文部科学省からも平成28年4月12日付けで報道発表されています。

(参照:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/04/1369460.htm

【久保千春総長コメント】

 今年度の科学技術分野の文部科学大臣表彰において、森田浩介教授の「科学技術特別賞」をはじめ、「科学技術賞」、「若手科学者賞」に本学から多くの教員の受賞があったことは、大変喜ばしく、また、大変光栄なことであると考えております。

 本学の研究力の高さを評価いただいたものと考えております。昨年策定したアクションプラン2015に掲げる「世界最高水準の研究とイノベーション創出」の実現に向け、今後とも不断の努力を重ね、更なる研究力の向上を図って参りたいと思います。

【科学技術特別賞】

森田 浩介 大学院理学研究院 教授

113番元素の人工合成及びその崩壊過程の確認 

研究者からひとこと:

栄誉ある賞を頂きましたこと光栄に思います。受賞対象の成果は、多くの共同研究者と共に研究を続けて得られたものです。受賞は共同研究者と応援してくださった多くの方々と一緒にお受けしたものと思っております。

 

【科学技術賞】

中嶋 直敏 大学院工学研究院/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授

ナノカーボンの基盤特性解明及び機能化に関する先導的研究 

研究者からひとこと:

栄えある賞をいただき、大変嬉しく思っております。受賞研究は「カーボンナノチューブの可溶化/機能化のコンセプトの提示」からスタートしており、一緒に研究を進めてくれた研究室メンバー全員に感謝致します。

 

山﨑 晶 生体防御医学研究所 教授

結核菌を認識する受容体群の発見と宿主免疫応答に関する研究 

研究者からひとこと:

この度は身に余る賞を賜り大変光栄に思います。これまで様々な形で研究を支えて下さった全ての方に感謝しています。今後も新たな課題を解決すべく研究に邁進していきたいと思っています。

 

尹 聖昊 先導物質化学研究所 教授

ヒエラルキー的構造解明による繊維状機能性炭素創製技術の振興 

研究者からひとこと:

人造カーボン構造のヒエラルキー的構造モデルの構築に関する研究で、今回受賞することになりました。今後この新概念用い、炭素繊維等の人造カーボンの画期的物性改善や新機能性の発現に寄与したいと思っています。

 

鈴木 聡 神戸大学大学院医学研究科 教授

(H28年3月まで九州大学生体防御医学研究所 教授)

がん抑制遺伝子の機能解析とがん治療薬開発への応用研究

 

橋口 公一 九州大学 名誉教授

固体の非可逆力学現象の支配法則の定式化に関する研究

【若手科学者賞】

伊田 進太郎 大学院工学研究院 准教授

二次元無機ナノ結晶を基材とした機能材料の創製に関する研究 

研究者からひとこと:

この度は若手科学者という名誉ある賞を受賞することができき、大変うれしく思っております。また、共同研究者の先生方や学生に深く感謝しております。今後も本分野の研究がさらに発展するように努めてまいります。

千葉 逸人 マス・フォア・インダストリ研究所 准教授

無限次元の結合振動子系における分岐理論と同期現象の研究 

研究者からひとこと:

光栄です。

 

橋口 隆生 大学院医学研究院 准教授

RNAウイルスの細胞侵入と抗体による中和に関する研究 

研究者からひとこと:

このたび名誉な賞を賜ることとなり、身が引き締まる思いを感じています。最近頻発している世界的な感染症の流行に対応するため、今後も微力ですが力を尽くす所存です。お力添え頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

 

山田 琢磨 基幹教育院 准教授

プラズマ乱流におけるストリーマー構造の発見と研究 

研究者からひとこと:

このような名誉ある賞を頂くことができ、大変光栄に思います。受賞にあたり、九州大学の極限プラズマ研究連携センターや基幹教育院をはじめとして、今まで支えてくださった関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。

 

辻 健 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 准教授

地震探査データの解析に基づくプレート境界地震断層の研究 

研究者からひとこと:

今回は、南海トラフや日本海溝に発達する地震断層の研究に、このような賞を頂くことができ、嬉しく思っております。この研究を発展させ、地震や津波の防災に貢献できるよう、今後も頑張ります。