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梶山元総長が瑞宝大綬章、笹月特別主幹教授が瑞宝重光章を受章されました

2017.05.24
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平成29年度の春の叙勲で,梶山千里元総長が瑞宝大綬章を受章され,平成29年5月9日に皇居・宮殿「松の間」で天皇陛下から勲章を授与されました。また,同じく春の叙勲において,笹月健彦特別主幹教授が瑞宝重光章を受章されました。

梶山元総長

笹月特別主幹教授

梶山元総長は,本学教授として長きにわたり教育・研究,国際活動,社会貢献等の幅広い分野で活躍し,平成13年11月からは,第21代総長として九州芸術工科大学との統合,伊都キャンパスの移転開始,国立大学法人化,さらに,本学百周年記念事業のスタート等,多大なるエネルギーを必要とする四大事業を推進され,本学の教育・研究と組織の改善・改革に貢献されてきました。

<梶山元総長からのメッセージ>
今回の栄ある受章は,高分子固体物性の分野で世界最先端の研究を探求してきた仲間や,九州大学,日本学生支援機構,さらに福岡女子大学の多くの関係者の皆様,また,多くの教育・研究に関する事業の推進に参加して頂いた皆様の支援によるものと大変感謝致しております。特に九州大学総長時代の四大事業は,私の在任中に濃縮して到来した難事業でしたが,私自身は,九州大学にとって千載一遇のチャンスと確信し,組織・活動の改革・発展に全力でまい進しました。
総長時代の初期は,国立大学の法人化という日本の大学の歴史で最も激変の時代であり,組織や教育・研究      分野の改善・改革は大学組織人の協力無しには成功どころか前進もしない大変な転換期でした。一方で,我々の努力が目に見えて大学の進化・進展に繋がる良い時期でもあり,リサーチコアの新設や4-2-4アクションプランの提言,研究スーパースター支援プログラムの実施,5つのQ-STARSの設置等,進展が直接目に見える教育研究拠点の構築と活動を開始することが出来ました。これらの事業に積極的に貢献して頂いた関係各位に厚く御礼を申し上げます。九州大学が約15年前にアジア志向を掲げ,広く展開した国際活動は,今ではアジア重視として当たり前の政策となり,先見の明があったと信じています。

笹月特別主幹教授は,昭和58年本学教授に就任し,本学生体防御医学研究所所長,国立国際医療センター研究所長,国立国際医療センター総長等の要職を務められました。また,平成14年には本学名誉教授,平成20年には国立国際医療センター名誉総長の称号を授与され,現在は,本学高等研究院特別主幹教授として,HLAを中心とした免疫遺伝学の研究活動を展開するとともに,次世代を担う若手研究者の育成に尽力されています。

<笹月特別主幹教授からのメッセージ>
この度は身に余る叙勲の栄に浴し大変光栄に存じます。永年にわたり様々な分野と様々な局面でご指導賜り、また共に努め、共に力を尽くして下さった全ての方々に深く感謝し、心から御礼を申し上げます。