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第1回九州大学安全の日講演会、「安全の誓い」モニュメント除幕式を開催

2017.10.26
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 平成29年10月19日(木)に学内外の専門家を講師にお招きして、九州大学安全の日講演会を開催しました。
 この講演会は、昨年9月に屋久島における授業実施期間中に本学学生が亡くなった事故を受けて本学では10月1日を「九州大学安全の日」と制定しましたが、安全の日の取組の一環として開催されたものです。当日は、伊都キャンパスのセンター2号館講義室をメイン会場とし、箱崎、病院、大橋、筑紫の各キャンパス会場へ遠隔講義システムのライブ配信し、併せて約200名が参加しました。
 講演会は、荒殿理事(安全衛生、危機管理担当)の司会で進められ、冒頭、全員による黙祷を行い、最初に久保総長から「この事故の記憶を決して風化させることのないよう再発防止策に万全を期していく」旨の開会挨拶がありました。そのあと、第1部として守田尚弘弁護士(川副・大神・福地法律事務所)から「大学及び教職員に求められる安全管理」と題した講演があり、次に第2部として、農学研究院の大槻恭一教授(授業実施における安全管理検討ワーキンググループ長)から「教育における野外活動の安全管理について」と題した講演がありました。
 両講師による具体的な事例を交えた分かりやすい説明の後、質疑応答では、安全管理において普段感じている懸念や疑問に対する活発な意見交換が行われました。最後に、丸野理事(教育担当)から、講師及び参加者への謝辞を中心とした閉会挨拶により講演会を終了しました。
 本学においては、今回の講演会のような安全管理や安全教育の専門家等による啓発活動を毎年開催し、事故を未然に防止するための個人及び組織全体の安全意識向上に繋がっていくよう今後も取り組んで参ります。
 また、同日、伊都キャンパス イースト1、2号館テラス内(現在文系部局の建物整備中)に設置した「安全の誓い」モニュメントの除幕式を行いました。昨年9月に亡くなった原口翔二朗君に哀悼の意を表し、黙祷を捧げるとともに、決して事故の記憶を風化させることのないよう、再発防止の決意を新たにいたしました。

参考Webサイトhttp://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/approach/anzennohi

講演会の様子

久保総長

守田弁護士

大槻教授

除幕式の様子

「安全の誓い」モニュメント

お問い合わせ

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