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JST「ERATO 安達分子エキシトン工学プロジェクト」キックオフミーティングを開催

2014.06.11
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   平成26年5月23日(金),伊都キャンパスの稲盛財団記念館稲盛ホールにてJST「ERATO安達分子エキシトン工学プロジェクト」キックオフミーティングを開催し,プロジェクトメンバーのほか,若手研究者,学生,一般の皆様も含め約140名が参加しました。

 本プロジェクトは,最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)センター長の安達千波矢主幹教授が研究総括を務め,分子エキシトン工学の学理の確立と新たな有機光エレクトロニクスにおける機能材料の創出,また,未来社会で活用される新しい光デバイスの創出を目指して昨年12月に発足し,本年4月から本格的に研究を開始したものです。
 本ミーティングでは,まず,安浦理事・副学長,独立行政法人科学技術振興機構(JST)外村正一郎理事による主催者挨拶,ご来賓の服部誠太郎福岡県副知事,中園政直福岡市副市長,株式会社デンソーの服部有担当部長よりご祝辞をいただいた後,JSTの瀬谷元秀研究プロジェクト推進部長より戦略的創造研究推進事業(ERATO)についての紹介がありました。続いて,安達センター長より,本プロジェクトの背景となった内閣府の最先端研究開発支援プログラム(FIRST)での研究成果や,本プロジェクトの研究概要,今後の目標などについて説明がありました。

 また,有機光エレクトロニクス材料の合成に不可欠な「鈴木-宮浦クロスカップリング」の開発により2010年にノーベル化学賞を受賞された鈴木章北海道大学名誉教授に,記念講演として有機光エレクトロニクスの今後の展開について,有機合成化学の観点からお話しいただきました。
 続いて,本ミーティングの総括として, ERATOパネルオフィサーの相澤益男先生より,ブレイクスルーを起こせる科学技術イノベーションについての展望と安達センター長や本プロジェクトへの高い期待についてお話しいただきました。
 今後,本プロジェクトの推進により,未来社会で活用される新しい光デバイスの創出,そしてバイオエレクトロニクスへの新展開が期待されます。

 

【写真】

(上)安浦理事・副学長の主催者挨拶の様子

(中)安達センター長から鈴木章先生へ記念品贈呈の様子

(下)参加者との集合写真