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「味覚・嗅覚センサ研究開発センター」が開所

2014.02.04
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   平成26年1月28日(火),本学伊都キャンパスの稲盛財団記念館において,味覚と嗅覚(きゅうかく)に関係するセンサ研究開発を領域横断的に行う世界初の研究拠点である「味覚・嗅覚センサ研究開発センター」開所式を執り行いました。
  本センターは,近年の食や環境のグローバル化に伴う種々の問題に対処するために,平成25年11月1日付けで設置したもので,味覚と嗅覚に関する基礎研究からセンサ開発,社会実装までを行う研究拠点として,味のデータベースである食譜(食品の楽譜),被災地で人を検知するための匂いセンサ,五感を融合したセンサシステムの開発などを行います。

 開所式は,有川総長の挨拶に始まり,木村直樹文部科学省研究振興局学術機関課長,山田清明財務省関税中央分析所長,小林松男防衛省技術研究本部陸上装備研究所長をはじめ,栗原堅三うま味インフォーメーションセンター理事長,大谷敏郎農業・食品産業技術総合研究機構理事・食品総合研究所長など,関係省庁・研究機関・企業からの来賓祝辞に続き,都甲潔センター長がセンターの概要説明を行いました。開所式は,多くの来賓,学内関係者や一般市民の方など,約130名の参加を得て盛大に挙行されました。
 引き続き行われた設立記念シンポジウムは,味覚・嗅覚センサ研究開発センターと応用知覚科学研究センター(センター長:芸術工学研究院 中島祥好主幹教授)の主催で行われ,両センター長のほか計6名が講演しました。味覚・嗅覚という身近なテーマのため,関係者や学生のほか,一般市民の姿も多く見受けられ,熱心に聞き入っている姿が印象的でした。

 

【写真】

(上)開所式でセンター概要を説明する都甲センター長

(中)シンポジウムの様子

(下)味覚センサ・・・味を数値化する味覚センサ
  (インテリジェントセンサーテクノロジー社製)