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『九州ブロック産官学連携ビジネスショウ』を開催

2004.12.02
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 九州大学、熊本大学、九州工業大学、文部科学省の主催により、去る11月17日(水)-19日(金)に西日本総合展示場(北九州市)において『九州ブロック産官学連携ビジネスショウ』が開催されました。本事業は、文部科学省「大学知的財産本部整備事業」の今年度事業の一環として行われたもので、九州ブロックの幹事校である九州大学のコーディネートにより、九州内の大学と工業高等専門学校併せて11校がブース展示を行い、大学の持つ知的財産を媒体とした地域産業界とのマッチングの場が提供されました。同会場では、九州・国際テクノフェア2004、中小企業IT化推進フェア2004、特許流通フェア2004in九州・沖縄、東アジア半導体モジュール逆見本市等も同時開催され、3日間で約34000人もの来場者があり、多分野にわたる活発な情報交換がなされました。

  また、18日(木)には展示会場内の特設セミナー会場において、『産官学連携推進セミナー~産官学連携のNext Stageに向けて~』が開催され、県内外の大学関係者、九州の地場企業、自治体などから約100名の参加がありました。

  同セミナーでは、小寺山亘 九州大学理事・副学長兼知的財産本部長の開会挨拶に始まり、伊藤学司 文部科学省研究振興局研究環境・産業連携課技術移転推進室長による基調講演「産官学連携による知の創造と活用の好循環の形成~産学官の持続的・発展的なパートナーシップの確立に向けて~」、松本竹男 ㈱バイオテック・ヘルスケア・パートナーズ代表取締役社長による講演「大学技術のビジネス化に向けて~現状の課題と展望~」が行われ、産官学連携の現状と課題について問題提起がなされました。

 これを受けて、『産官学連携のNext Stageに向けて-今、産・官・学に求められているものとは?-』と題したパネルディスカッションでは、前出の伊藤学司氏、松本竹男氏に加え、前田裕子 東京医科歯科大学知的財産本部技術移転センター長・特任助教授、原井大介 レックスウェル法律特許事務所・弁護士がパネラーとして加わり、谷川徹 九州大学知的財産本部副本部長の進行により、産学連携の現状とその評価、今後の産学連携の方向性と方策について、産・官・学のそれぞれの立場より現状分析と今後のあり方の提言がなされ、活発な意見が交わされました。


(写真上:九州ブロック産官学連携ビジネスショウ会場)
(写真下:産官学連携推進セミナーパネルディスカッションの様子)