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箱崎の近代建築物

第三学生集会所(三畏閣)

解説

 「三畏閣」の名で、学生、教職員に長年親しまれてきた純和風の集会施設である。北面して立つ、入母屋造、妻入、桟瓦葺の2階建には、上下あわせて5室、床の間と縁側の付いた和室がある。玄関広間の左手には、切妻造、桟瓦葺で、床の間のほかに、縁側、出窓付きの大集会場があり、折上げ格天井を供えた本格的な書院となっている。池のある和風庭園を挟んで書院の向こうには四周を縁側で囲まれた特別集会室があり、炉が切られ、茶道部の茶会や練習に利用されていた。外壁は基本的に下見板張り、縦縁押えを用いている。

コメント

  • 「三畏閣」名前の由来・・・荒川文六総長(第6代)によって命名。三畏とは、「論語」にいわれる君子の畏れるべき「天命、大人(人格が高い人)、聖人の言」のこと。
  • 日中戦争勃発の1937(昭和12)年、学生の福利厚生を充実していくことで思想善導を図る観点から建てられた。
  • 伝統的構法による比較的大きな規模の木造建築物であり、広々とした和室縁側を設けゆったりとした空間である。広い座敷に3間(1.8×3メートル)に及ぶ長押を用い見事である。柱時計など一部調度品にも産業遺産としての価値を認めることが出来る。
  • キャンパス外の敷地に長く存在し続け、学生と教師の交流の場として大切な役割を果たしてきた建築物。
1.建設年 1937年、昭和12年
2.設計者または組織 不詳
3.施工者(設備・基礎工事等請負会社が異なる場合は記載) 不詳
4.規模  
階数 地上2階
面積 453㎡
正面×側面 22m×33m
5.方位(正面玄関の向き) 北東
6.構造(木造、煉瓦、RC、鉄骨)(組合せもあり) 木造
7.増築時期(記録に基づく) -
8.大規模改修の時期(記録に基づく) -
9.利用状況 平成27年から閉鎖中
10.資料(図面等) 図面4枚有
11.経年(平成27年4月1日時点) 78年
12.耐震性能(Is,調査年度) -
13.耐震経年指標(T,調査年度) -
14.コンクリート中性化深さの平均(㎜)
15.コンクリート圧縮強度(N/m㎡)
16.受賞歴、または、文献(出版社等)への記載等
  • 福岡の近代化遺産(弦書房)
  • 平成17年度九州大学箱崎キャンパス内歴史的資源の現況調査成果報告書

参考文献

  • 平成17年度 九州大学箱崎キャンパス内歴史的資源の現況調査 成果報告書(平成19年2月 九州大学)
  • 九州大学箱崎キャンパスにおける近代建築物の評価報告書(平成24年12月 九州大学箱崎キャンパスにおける近代建築物の調査ワーキンググループ)
  • 福岡の近代化遺産(平成20年1月 九州産業考古学会(編))

最終更新日:2016年6月23日

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